最近よそのお寺様で祈願していますが、金翅鳥院でも同じ祈願をしてもらえないでしょうか?と言う方がありますが・・・
「それは無用なこと」と申し上げています。
祈願はどこで祈ろうがその本尊を通じて皆、曼荼羅世界に行きます。
ならば逆にどこでいくら祈ってもいいのでは?と言う方もありますがご縁を尊ぶという意味からはそれは感心できません。
窓口(霊場の本尊)通さずには無理です。
特に聖天様は浴油などの祈願をお願いできる本格的な霊場ですでに祈願中であれば、よそでいくつも重ねて同じことを祈ることは逆に信仰の妨げ ひいては「不信」につながりますので軽々にすべきではありません。
客観的には信仰心が揺るいだことで祈願の達成もかえって遅く成る可能性もあります。
なかなか遅いとは言っても祈願の成る時期は私たち人間サイドでは決められないことです。
思う時期に思うようにならないからと言って、必ずしもその祈願が届いていない訳ではないということだと思います。