「どうしても叶えたい心願があって日本中の聖天さまに祈願しています。
講員じゃないけど是非ご祈祷してくれませんか?」と言うメールをいただいたことがある。
そんな手負いの熊みたいなことをしても無駄なのに・・・と思って「聖天信者がどこであれ聖天様がお祀りされていると聞けばお参りするのは大変いいことですが、行く先々で祈願までは必要ないですよ・・祈願には信仰の柱を持つことが大事です。」と言うと
「じゃあ四国霊場とか、西国霊場は意味ないのでしょうか?」と言う質問。
なかなか言うね。
でも、全く分っていない。
あれは全部回ってはじめて満行、完成するもの。そういうことになっている。
あっちもこっちも方々いけばいくほど余計良いという考えでできたものではない。
一か所で十分なものとまたカテゴリーが違うし、そもそも巡拝と言う修行を伴うものでただのお参りとは違います。
御本人が勝手に「全国の…」と言っても、もともとひとくくりの霊場ではない相互に関連がないものはそういう由緒ある霊場巡りとは別だ。
無論どこであれお参り自体は結構なことではありますが。