以前、わざわざ「じきにキムジョンウンはアメリカに亡命するよ。」
と言ってきた人がいた。
「わたしはバカバカしい。ありえない。」と言ったら「確かな情報だ。絶対そうなる!」という。
この人が何を知っているかは知らないし、知りたくもない。
だがキム将軍が亡命するならまず死刑のない欧州の国に亡命するだろう。
アメリカはそういう国ではない。オサマビンラディンも殺したし、フセイン大統領も殺した。私は実際の歴史からしか学ばない。片や「確かな情報」という根拠のないガセネタに過ぎない。
トランプさんと仲いいから?アメリカは民主主義国家なのだ。大統領だけで事は決まらない。
もっと卑近な例でいえば弟子で「消費債10パーセントは決して上がらない。いまに見てたらわかります。私は知っているんです。」といった人もいたが見事に上がった。
「馬鹿か。上がらないわけはない」と思ったが面倒くさいし「そうか」と言って相手にしなかった。
そんなことで言い争うことの意味はゼロだからだ。
信じなければいいだけだ。
人が色々な意見があるのはもちろんいい。
ひとの意見が自分とちがあっても当たり前くらいに思っている。
だが断定的に決まっているのだなどといい加減な事を言われると腹立つ!
最近もワクチン陰謀論だの、なんだのいろいろ聞く。
他にもいろいろ聞くが、だいたい秘密だの予言だのこれすべて一つとしてその通りになったためしはただの一度もない。
大体私も含めて一般人がそんなことやたら知っているほど世の中の秘密というのは杜撰ではないというのが私の基本的な考えだ。
なぜ普通人の自分は知りえると思うのだろうか。そこがもう頭がおかしい。
だから流れてくる妙な緻密情報は一切信じない。馬耳東風だ。面倒なので「もう、そうなんだ・・・」とだけ言っておく。
かといって私が利口なわけでも特別な情報ツウなわけでもない。
私自身に至っては普通のことも正確に知っていない 無知蒙昧の人間と思っている。
だからこそ自分で知らべないことは信じない。調べてもわからにものはわからないでおしまい。
それが謙虚で正しい態度であり、少なくとも自分の生き方と思っている。
ネットでも書籍でもそういうウソを売る商売であふれていると考えるのが妥当だと思っている。
三流記者崩れや政治ゴロいくらでも候補者はいる。
どんな写真でもいくらでも作れる。
写真なんかまったく信じるに足らぬ。
わたしはある雑誌に執筆して係わりがあったが、陰謀だの予言だのと毎回うんざりするほど載っている。写真も驚くようなものもある。宇宙人と握手する政府要人。
発掘された恐竜型の土偶。陰謀機密文書のコピー。秘密結社の陰謀。
多くの記事ネタはそんなもんだ。
それが今は個人レベルでお手軽に発信できるというだけのことだ。
もともと友人の助っ人だったがそういうのと一緒にされたくないのでのちにやめた。
現代のネットだの本だのも直接にせよ間接にせよ、ただの商売だ。そんなものになんの興味もない。
そんな単純なフェイクにまんまとのるほどバカじゃない。
逆に言えばそういう情報に踊らされる人こそ陰謀にはまりやすいお得意さんだ。
みんな、宇宙人や怪獣の写真のようなもんだ。
そういう写真のほとんどすべてはフェイクと思うがこんな下らぬ情報に比べれば宇宙人や未知の大きな生き物はまだいる可能性は多分にある。
人を選んで注意してきたがキリがないのでもう注意はしない。
代わりにそういう人からは遠ざかることにした。
自分の主義主張をもとにして信じたいことを真実だと脳みそに摺りこんでいるだけだ。
たとえば以下の記事もばかげている。
習近平主席が国を窮地にして世界を巻き添えにすることにこの利益があるのだろう。
コロナ蔓延から思いついたただのバカげた話だと思う。
でも中国嫌いな人には耳よりかも。恒大グループの破綻は実は中国政府の陰謀的シナリオ。
私も嫌いだがそんなことは信じない。