金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

霊供加持の話

今日はちょうど一年待った長吏様の御本葬。密葬以来、コロナで延び延びに。

今回は私も式衆として参加しました。

早いものですね。・・・・一年。

 

霊供加持を担当しましたが関東とだいぶ違う。

まずサバと呼ばれる施餓鬼用の米粒を数粒出し、お椀のご飯に箸を立ててお加持を施す。

関東では初めから箸をお椀の御範囲立てているし、サバは出さない。

しかし考えててみればこの方法は優れている。

サバを出すのは餓鬼がお椀に手を付けないためでしょう。

この後は最後には箸を抜いてしまう。

伊矢野師に言わすと、柱源の秘儀と同じことだという。

箸を抜いて向こうに転生させるということが秘されているらしい。

 

そのあとお墓にお骨が収められ随喜しました。

長吏様、本当にありがとうございました。長い間お疲れ様です。

やすらかにお休みください。合掌。