総選挙、各党こぞってお金撒くと言っている。
私は単純に疑問に思う。つまるところが税金ですから。
それ以外にどこにお金があるの。
経営不振の会社やその社員、収入源の個人商店や母子家庭の納税を抑えたほうがずっと政治的だ。
困っているところに給付ならまだしも一律撒くというのは政策になるんだろうか。
まったくおかしい。焼け石に水だ。
一律撒かないと不平等だと言われるから?差別だから?
そこがおかしい。
政治は差別はあっていい。いけないのは不当差別だ。
私は政治とは差別すべき差別をすることが大事だと思っている。
火事になったら燃えてるところにこそ放水するのだ。
燃えてないところに放水して何になる。
そういう意味では私の政治信条は「差別主義」と思っていただいてよい。
困った人には救済が必要。余剰のあるところからひっぱって均等を図るのが政治だ。
それが差別のない本当の平等というものだ。
思うにお金バラマキは実に子供だましの政策だ。お金一律バラマキにあるべき「政治」はないと思っている。
幕末の乱世に各地ではやって「ええじゃないか」と同じだ。
ただのにぎやかしだ。天から万札が降るという幻影だ。
あるいはテレビの通販番組だ。
高級羽毛布団を売りたいのでつまらないものをサーヴィスするという奴。
なさけないことに日本に政治はない。ただの人気取りしかない。
批判や非難すらを恐れず所信をつらぬくという点では悪評高いチャーチルやサッチャーに恥ずべき政治だ。
だが、当面の避難や罵詈雑言を浴びても将来を見据える。それこそ政治家だ。
ただただ目先で国民が喜びそうなサーヴィスを考えるのは商売人だ。
私の思う「民主主義」とは民のための政治を継続し発展させることだ。
当面のくだらぬ御機嫌取りなどではない。
これって結局は海老で鯛釣る大増税の先駆けでしょう。
当然、増税は必至です。
一律バラマキで一律大増税ならまさに釣りのコマセ餌だ。