以前、うちで猫が生まれた。
知らない人から「ぜひ引き取りたい」というお話が電話で来た。
ありがたいことだと思った。
でもその人が「羽田先生のうちの猫はきっとご利益あるからぜひ欲しいんです!うち今経営ピンチですごく困っているんです。」と言ったので即座に断った。
「なんですって?そんなバカなことはないですよ!猫は猫です。
あなた・・・猫は求めてご利益なかったらどうするの。返してくるんですか?誰かにあげてしまうの?第一困っている最中に猫を買う余裕ないでしょう。」
ハッキリ言ってそのような考えの人に猫を飼う資格はない。
猫が欲しいのでなくご利益が欲しいのであれば猫を求めるのは本末転倒だ。
猫は生き物だ。気に入らなくてもなれなくても飼った以上は最期まで面倒を見る義務がある。
当てが外れて嫌々面倒見てもらって粗末にされたらたまったもんじゃない。猫に申し訳ない。やなこった。
そういう方は生きた猫じゃなく福ちゃんにしてください。
ご利益がいただけるのは神仏だけ。
猫や私にはない。