代理修行者にも修行者と同じ功徳が行くのでしょうか?という質問がありました。
もちろんです。
ただ自分が無心に本尊に帰依し、全てお任せできる度合いによります。
心得は代理修行者をコントロールしないことです。
代理修行者が十善戒を守らなくてもよいか?という質問もありましたが、これは修行者自身が守ればその戒徳が無意識に相手に影響するものなのです。
昔、目白僧園を開いた釈雲照和尚は話す内容はとても難しいのに軍人でさえも教化したと言われております。実際軍人の信者が多かったということです。
「雲照和尚が戒律か、戒律が雲照和尚か」と言われるぐらい戒律をまもること堅固でした。
その功徳が周りの人に影響したのです。
和尚は十善会を組織して、十善戒の普及に努めました。
あと滅罪観念の時に、唱えている言葉と自分の気持ちとが噛み合わないことがありますが、それは今は噛み合わないのだということに気づいているだけで大丈夫です。
その差というものが新たな気づきを生み出すのです。
滅罪会の本尊は准胝観音と宝筐印法塔ですが、仏様に自分の気持ちを預ける時に常平生、自分が信仰している仏様に預けて頂いても構いません。
仏様のイメージがわかない時は寺社仏閣でも大丈夫です。