以前、来訪者で猫苦手という方がいた。猫だけでなく犬でも狐でもハムスターでも毛のある生き物つまり「けもの」が苦手らしい。
アレルギーはないけど猫苦手だとハッキリ言う。
うちはブログにもあるように猫ばかりかイヌ、キツネ、フクロウ。小鳥にトカゲ、最近はジャコウネコ。神奈川県認可の動物展示施設で動物苦手なお方が来てまったく気分のいいところではないですね。
次回はうちに来ないですむよう弟子の寺を教えた。そちらの方が近いしね。
むろんそちらでお札もいただき足しげく行くようだが・・・
「どうしてもこれだけは見てもらいたい重要な案件があるので再度行きたい」という打診。
「うちでいいいんですか?猫居ますよ。本堂にもいますし・・・・悪いけど私、人に合わせてそのたびに😸追っ払ったり。締め出したりメンドーなことなんかしませんよ。」
締め出すのは容易だが、そんなこと一々人に合わせてするのはお断りだ。
猫アレルギーのひとはどうするかって?
猫アレルギーの方は健康責任上ご遠慮くださいとブログでも書いてある。
それにほとんどの来訪者が猫を愛してくださるし、癒されたという。
猫が楽しみで来る人もいる。
で、この方「万難を排してでもいきます」とスゴイことをいうので「大丈夫ですか?そんな決死隊みたいなこと言ってまで来られたら猫のほうだって気を悪くする。」と笑って言っておいたが一応予約を入れておきました。
さて当日二匹の猫オミヨとソランの兄妹が待ち構えるように本堂にいる。出そうかと思ったが様子を見ることにしました。
ところが‥‥なんとさっそく、拙寺の猫がその人の膝まで登ろうとする。
※ 左が兄のソラン。右が妹でオミヨ、兄妹猫の子供時代
それでも本人は微動だにしない。「克服しましたので平気です」という。
そうはいってもこの人怖くて固まっちゃってるのかも?
さすがに「いやいや、我慢は無用です。苦手なものは苦手でしょう。猫はこの部屋から出しましょう。」というとその義に及ばずといわれる。
実際我慢強いのか、約二時間以上、最後まで平然としておられた。
ただ私に言わせれば猫は猫嫌いオーラ出してる人の膝には登らない。
だからホントに変わられたようだ。
すごいね。
おまけにお供えのマロングラッセに加えてに猫のおやつをたんまり頂いた。
ここまでとは・・・・どうして平気になったのかは知らないが感服仕りました。
再び勢いをもってチャレンジすることを戦に例えて「捲土重来」というがまさにそんな感じです。確かに大変重要なご相談でした。
この人、女性で不本意ながらお父様の事業を継いで一代で大きくされたすごい女性社長です。
なるほど、そうもあろう。流石です。