当院では護身法を受けたい講員様には三千佛礼拝をしていただいています。
3000回、五体投地して仏名をお唱えするものです。
一日最低100仏で30日で終わらないといけません。比叡山の行院のように三日で終わっても結構です。
私は大福生寺で得度者が出るたびに一緒にいたしましたので三回以上しておりますがしんどいものです。
三日でしたら三日目は足がいうことを聞かず階段の上り下りが厄介です。
本来は三千仏名経によるのですが、読み方が難解なのと経本が入手しにくいので
南無十一面観音神変者 とお唱え頂いています。
これが終わると護身法 准胝独部法と進み、さらに准胝三七法 略懺法を経て終わりです。
定期的に催されているわけではないが最終的には本山の結縁灌頂に参加できればベストと思います。
以下は修行中の講員様から
「三千仏礼拝行は今月半ばごろに結願する予定です。
初めは雑念だらけでしたが、今は自然とご先祖様方と一緒に礼拝して懺悔
する気持ちで観想しています。
すると、最近はネガティブなことばかりじゃなくいかに自分が恵まれてい
るかということにも気づき、幸せを感じる時間が増えてきました。
このような安心感を感じられるのも、観音様のおかげを頂戴しているから
かな…と嬉しく思っています。
先生におかれましては、引き続きご指導下さいますようお願いいたします。
それではまた…失礼いたします。
感謝合掌」
この方のように心に変化が起こることがわかるのは大変いいですね。
体力を頼みに短い日数で終わっても、ただやみくもにやっつけ仕事のようにやるだけでは修行になりません。