30年、40年ほど昔までは自分のことをケアするなんて誰も言わなかった。
すべての対象は他人様だった。
自分へのベクトルはない。そんな人は自分勝手とかエゴイストとして軽蔑すらされた。
自分はひたすら無視された。
大切なのは滅私奉公というのが社会的に立派な人だった。
今では自分を愛する。自分をケアする。自分探し。・・・・などなど。
ようやくタブーを破り、堂々と自分にベクトル向けてもいい時代が来たと言っていいだろう。
仏教も同じだ。
自分なんか「鴻毛の軽き」におかねばいけないなどという自己否定がメインな仏教はもう用済みだ。
世のなかで一番大事なものは自分だ。価値の根源だ。