金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

人の死を悼むのに思想は関係ない

堀江貴文氏 石原慎太郎さんにムチ打つ大椿裕子氏をけん制「亡くなった時くらい…」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース

 

石原氏の訃報を受け、社民党副党首・大椿裕子氏が「彼が撒き散らしたレイシズム、性差別、障害者差別等についても、なかったことにしないでもらいたい」と投稿。これに「何様だこいつ」とかみついた編集者の箕輪厚介氏の投稿を引用した上で、堀江氏は「政治的に思想が異なる人が亡くなっても、亡くなった時くらい素直に追悼してやれ、って思うけど左翼の人は追い詰めるのが普通みたい」と疑問視。

 

 

私も石原氏のすべてをよしとするものでもない。

良くも悪くも古い日本の価値観をそのままにいく人だったと思う。

それにはそれなりの古来一貫した良さもあれば、時代に合わぬ無理もあった。

しかし、人の死を悼むのは思想のいかなるものかとは関係ないはずだと思う。

石原氏は犯罪者でも何でもない。

その死に際して鞭打つのは大椿氏の人物のいかなるものかを露呈していると言わざるを得ない。

私は堀江氏も正直また好きではない。

だが、まだこの大椿氏に比べれば堀江氏ははるかに人間的で良識ある人間だと思う。

「亡くなった時くらい素直に追悼してやれ、って思うけど左翼の人は追い詰めるのが普通みたい」は全く同感だ。

人間性を疑う。

こんな人が副代表の社民党という政党。どうかと思う。

いまや首の皮一枚状態の社民党などありのままに言えば早く消えてなくなってほしい。

かっての社会党は多党政治の日本において、存在感を与え大きい役割を果たした。が、今や後身たるこの社民党は見る影もない体たらくだ。

同じ左でも共産党のほうがまだしも好感持てる。