金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

祈祷料

弟子が来て祈祷料の設定の話。

高すぎてもダメ、安すぎてもダメ、

お弟子はどうももらいにくて・・・という。

「なぜ?お前さんの行の値打ちじゃなく、施す仏法の価値だと思えばなんのもらいにくいことがあろうか。」

 

昔からちょっと高いか、ちょっと安いぐらいがいいという。

ただし、どちらもすぎてはいけない。

安すぎていけない理由はむさぼりを起こさしめるからだ。

欲は金がある人が起こすものと限らない。

「もっと・・・まかりませんか?」というのも貪りだ。

 

図々しい人間は一つ無理がとおると次の無理をすぐに用意する。

何とかタダにしようといろいろ言ってくる。

一つ目通して二つ目通さないと恨む。

「お金はないんです。」という前置きで延々話をして相談してしまおうという人もいる。

電話で延々と話を聞かされても、「じゃあ面談予約とります?」というしかない。

 

ほんとに困っている人はもうそういう損得勘定では来ないものだ。

本当に助けるべき人は別にいる。

それは私がすることに限っては私自身に判断させて頂きたい。