弟子が来て祈祷料の設定の話。
高すぎてもダメ、安すぎてもダメ、
お弟子はどうももらいにくて・・・という。
「なぜ?お前さんの行の値打ちじゃなく、施す仏法の価値だと思えばなんのもらいにくいことがあろうか。」
昔からちょっと高いか、ちょっと安いぐらいがいいという。
ただし、どちらもすぎてはいけない。
安すぎていけない理由はむさぼりを起こさしめるからだ。
欲は金がある人が起こすものと限らない。
「もっと・・・まかりませんか?」というのも貪りだ。
図々しい人間は一つ無理がとおると次の無理をすぐに用意する。
何とかタダにしようといろいろ言ってくる。
一つ目通して二つ目通さないと恨む。
「お金はないんです。」という前置きで延々話をして相談してしまおうという人もいる。
電話で延々と話を聞かされても、「じゃあ面談予約とります?」というしかない。
ほんとに困っている人はもうそういう損得勘定では来ないものだ。
本当に助けるべき人は別にいる。
それは私がすることに限っては私自身に判断させて頂きたい。