神や仏がいるならなぜ戦争や疫病がある?
そういう人もいる。
ある意味そういうのもわからなくはない。
もっともだ。
戦争や疫病のような大規模な不幸でなくてもひどい目に合えば皆そういう。
それが人間だ。
子供が若くて交通事故で亡くなった。
家族が目の前で津波に飲まれた。がれきの下になって消えた
善意で金を出したのに騙された。
世の中の不幸は数えきれないほどある。
だが、だからと言って神仏はないのか?そうではないだろう。
ではなぜ救いがないのか?
それは神や仏はこちらからアクセスしないものにとってはないのと同じだからだと思う。
天上界から下を眺めて適当に我々を心配し守ってくれているような存在ではない。
そんな神や仏は存在しないと思う。
そこは私も無神論者と同じだ。
だから神仏に呼びかけずしては何も起こらない。
だからこそ信仰は可能だがあえてする気のない人の祈願はしない。
呼びかけない人には神仏は存在しないのと変わらない。
それでは無意味だからだ。
だが、私に言わせれば人は戦争や疫病や数え切れぬ不幸があるからこそ神や仏に向かい合うのだ。
何一つ不自由のない楽園に神や仏の名を呼ぶものはいなかろう。