不思議な夢を見た。
猫の森。場所は台湾らしい。
旅行に来た目的はこの森にきたかったから。
亡くなっていく猫たちが集まる森。
あちこちに猫の形をした土くれのようなものがある森。とても大きなものもある。
あれはなくなった猫たちが集まってできたのかな。
まだ猫のままうずくまっているのもある。生きてるのか死んでるのか・・・やがて森と同化して行くみたいだ。
大きな猫の形の土くれでできた土手で白黒のぶち猫が一匹ニャオーンと鳴いている暗い森。
こう書くとなんか不気味で陰惨だが嫌な気持ちは別になかった。
この夢のさまを絵にかいてみようかとも思ったが・・・
諦観というか・・・死んでいくことは自然なことなのだという感覚があった。
だからうずくまっている猫を揺り起こそうとも思わない。邪魔しちゃいけない感じ。
そんなことしたらダメだという感じ。
不思議な夢だ。
私の夢は異様に長い。色もしっかり覚えている。
ホテルに帰ったら死んだ母が来て、チェックアウトまで寝てるのも退屈だからと部屋にやって来た。別に死んでいるのだが不思議に思わない。団体できたらしくここから帰路に就くまで夢は続く。
ほかに生きている知り合いも何人か出てきた。
帰りに桜吹雪が吹いてきて皆、荷物を持って乗り物を待っているところくらいまでは覚えている。
猫のことで何かあるかなと持っていたら・・・
その日の夕方、頼んであった猫の絵のことで多田すみえ先生から電話をもらった。