今朝早くおきて月輪観してみた。
月輪が自らとともに宇宙大になる広観がどうもうまくできない。
いつも悩みの種だ。
すると「自分と月輪が宇宙に伸びると思うからいけないのだ。自分が伸びるのではなく宇宙を縮めてみろ。」という声。
「宇宙がどんどん縮まって月輪が宇宙を超えたら、そこからは時空のない世界、真如の世界と思うべし。」
誰だろう。梓霊狐か?
「紫微という。」
紫微霊狐か・・・はじめてあう霊狐だ。だが「霊狐祭文」にはたしか名前があったな・・・
見れば普通の狐にしか見えない。毛色がちょっと白みがかっている程度かな。
そうこうしていると流星が二つ横切る。
「これ変じゃないですか?」
「なぜだ、月輪とはいっても「もの」ではない。いまや虚空とひとつなればなんでもあっていいだろう。」
ほかにもなにかあるかな・・・
「明星天子を呼べますか?」なぜか我知らずそんなことを言っていた。
「・・・」
いつの間にか光を大きく小さく発しながらふわふわと光体がくる。
明星天子だ。しばらくぶりだな。
明星天子は何もしゃべらない。たぶん光の大小で語るのだろう。
今まではたぶん紫微狐が介在して翻訳してくれていたのだろう。
紫微狐は「明星は宵の明星、明けの明星というだろう。
人生にあてれば誕生と臨終だ。彼も倶生神の一つの形といえよう。
明星はその二つの時期に見えて昼間は見えぬ。だが昼間見えなくてもずっと天にあるように人知らずとも人とともにある神だ。ゆえに明日を生きると書いて明星だ。憶えておけ。」
そういえば荒神は俱生神だがその次第には荒神の本尊讃として明星の真言を唱える。
なぜかと思っていたがなんとなく謎が解けたような感じだ。
私はいつの間にか手を合わせ虚空蔵真言を口ずさんでいる。
まあ、今朝はこんな変なことなって、密教瞑想法ならぬ妄想法になっていたので月輪観の観法自体は全然ダメですが大変勉強にはなりました。(笑)
紫微狐さん、ありがとうございました。
ちなみに明星の話をすると「明けの明星はルシファーで悪魔ですよ!」などという人がメールくれたりしますが、セム族の宗教自体信じない私には一切関係ない。
親切から言うにしてもトンチンカンだ。
わたしは明星天子は拝んでもイエス様は拝んでない。むろん信仰もしない。