金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

無事を喜べないのは信仰ではない。

カード詐欺にあって無事だった方からのメール
 
カード詐欺の経緯は
『「JRえきねっと」というサイトから「あなたは2年以上サイトを使っていないので登録し直さないと解約になる」とのメールが来る→高野山に行く時にいつも「JRのおとなび(50歳以上の人は新幹線の博多⇔新大阪間を片道1万円という格安で買える)を使っていたので、解約されて再登録は面倒と思い、個人情報やカード情報を登録→その週の金曜日、えきねっとに登録した楽天カードを楽天市場で使おうとしたら使用不可。これまで一度も残高不足で引き落とし不可能などは起こしたことが無いので非常に不安になる→翌日気合いを入れてお経を読んだ後(笑)、サポートセンターに電話→土日は電話が特に繋がりにくいはずがほんの5分で繋がり、10分後にはサポートセンターの人と直接会話。カードが使用停止になっていることを知る→30分後に楽天カードの人から電話。私のカードの使用歴で「これまで使ったことのない会社に、真夜中6万円以上の取引をしている。また、同時刻に同じ会社に同じ金額て取引している人が複数人おり、楽天カード側は不信感を持ちカードを即使用停止にした」とのこと。私は引き落とし前にカードが使用停止になったので被害は無いが、発見が遅れて不幸にも被害があった人々もいる。』
このような感じでした。
 
まず被害が無かったこと。そして、なかなか繋がらないはずのサポートセンターへの電話が「偶然」すぐに繋がり、早い時点で状況を把握出来て安心出来たこと、私と同じケースが「偶然」その時間帯に複数あって「偶然」カード会社が早めに不信感を持ち早急に対応したこと…「偶然」がこれだけ重なってしまうと、やはり聖天様の金運お守りが愚かな私をお護り下さったのだと深く感謝しております。
実は金翅鳥院様から再度の聖天様のお祭りとお守りのご紹介メールを頂いた時、「私は聖天様を信心していないから申し込まなかったんだけど…でも珍しく羽田先生からのお祭りとお守りのご紹介…まっいいか〜、せっかくだから頂いておこう」と、軽い気持ちで申し込みました…羽田先生、ごめんなさい、大変失礼いたしましたm(__)m。もしかしたら羽田先生と聖天様は全てお見通しだったのかもしれませんね。
 
 
 
この方の詐欺被害、考えようによっては「お守り持ってて被害なくても詐欺にあうこと自体ダメでしょ。」という方もあるでしょうね。
例えば奇跡的に癌や難病が治っても、「本当にありがたい神仏がいれば病気にならずに済むのが本当じゃないの?」という人もいる。
別に何の反論もないが同意もしないし説得する気もない。
その人の勝手だ。私の知ったことではない。
だから別に興味がない方に信仰をすすめる気もない。
 
私は仏様とはいえ勝手に我々をいつも見守ってくれている存在とは思わない。その力を引き出すのは自分のありかただけだ。憶念に応じる存在だ。
信仰なければ神仏もないのと同じ。
よく言うのだが恐竜時代も大日如来はいただろうが拝む者がいないならないのと同じだ。
思うに人生はいろいろあるので何もないの当たり前だと私は考えていません。
つまるところ、どんな人でもどんなご祈祷してもしまいにゃ死ぬ。
死ぬことをバッドエンドというならすべてバッドエンドです
このように「被害にあっても実害が少ないことを喜ぶ。」
信仰とはそういう「生き方」です。
いいことがあってもご利益と思うのも偶然だよというもその人次第です。
「そんなのバカみたい」と思う人は辞めておいたらいい。
議論するようなことじゃない。
これはご利益だという証明も違うという証明もできませんから。