霊符の種類は多い。
大抵のまじないを扱った一般書には仏教、道教、神道にかかわらず載せている。
宗教に基づいていないからいきおいそうなるのだろう。
仏教にも日蓮法華系と修験系がある 。
神道にも吉田神道と古神道などでは違う。
例外もあるが霊系の違う霊符は基本的に扱えない。
陰陽道はまだしも完全な中国の道教霊符などは難しい。
霊符自体がダメとかいう話ではなく扱えない。使いこなせないということだ。
同じ系統でも使えないものもある。霊符には術者による相性がある。
だから何でも書いておけばよいわけではない。
その辺は手探りだ。
使って見ないと庵とも言えないレベルから、これはダメだなと目で見てわかるレベルもある。いずれもどこがどうというより感覚的なものにすぎないが。
梵字が出ていれば修験系だから私としては手に合う霊符だ。
よその霊符でも使いこなせればそれでいいのだが・・・
鬼という字は日蓮系でよく使うが私の伝承したものにも鬼を書くそういう霊符がある。
日蓮系の鬼は下が足ではなく九という字になる。
そこは私たちのものとは違う。