妙見さまとしてお預かりしたお仏像が実は水天様。
許可を得て水天として開眼すべく水天供をいたしました。
実際妙見さまを説く「七仏八菩薩大陀羅尼神呪経」には、妙見さまのお姿は説かれていません。
妙見さんの部分のみを抜き出して「北辰菩薩陀羅尼経」として流布しております。
そこで水天をモデルとして作られています。
なぜ水天をモデルにしたか?
それは北極星の神、妙見さまは北天におわす。
北は一白水星の定位で水の方位だからです。
今一つは妙見を北斗七星の神に当てる考えで北斗七星の中心・文曲星が妙見とされており、この文曲星は北斗七星を貪狼星を日曜として七曜に当てた場合には四番目で水曜に当たり、水の神とされるからです。
だからこの二つの天部は本当に間違いやすい。
水の神様というと「雨ごい」や「漁業の守護神」を思うけど、水天様は人体の水分を司り調整する神様ですので病気も癒します。疫病ものぞきます。
およそ生き物で水天様ののお世話にならないものはない。
また水は人の交際をもあらわす。お金の流れもあらわします。
八大龍王の上主尊はこの方です。一切竜王の中の王。
水天様はまさにオールマイティの神様です。