今の今まで准胝独部法10万遍が終わらない人がいました。
5年もあったのに一向に進まない。
はじめからやらないのはいいが・・・やりかけてやめるのは許されない。
怠転懈怠の罪になる。
なので「もうやらないというつもりなら僧籍は返上せよ」と通知しました。
返上書類まで書かせて預かった。
日限は五月五日。「それまでに満行できなければ容赦なく宗務所に提出します。」と通知。
私はそういうところはとても厳しく考えます。冷淡だと言ってもよい。
だが、なんと、当人はいままで五万遍ほどやったがはじめからすべてやり直すという。
ただでさえできていないのに自分からやり直すとは・・・
ここへ来てもうできないのでは?と思ったのですが、宝凾印塔を拝んだら俄然やる気が出てわずか一か月半くらいで10万遍終わったそうです。五月四日に終わったという報告をいただいた。
宝凾印陀羅尼は不思議だと言っていが・・・その人は多い時には宝凾印陀羅尼を日に50回も読んだそうです。
准胝独部法の傍らやるのは相当大変なはず。
でも、そうしたら歩くのも困難なくらい悪かった足腰もよくなってきたそうです。
まこと、三陀羅尼に選ばれている真言だけある。