金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

術のしくみ 介在する者たち

昨日、ある人の写真。とはいってもどこの誰だか足先の写真だけですから、そこは性別や年齢はもちろん老若男女。どこのどなた様かまったくわからないんですけど…見せられて「呪詛ですかね」という話。

「そう、これは呪詛ですねえ…」と思う。

以前にも杉紋状に背筋に沿って赤い傷のようなものが一本、左右に何対もの斜め下降線。杉の木みたいになっている写真見た。

こういうのは動物霊と言われている介在精霊のやること。

言っておくが動物とは限りませんし、死んだ動物とかでもないことの方が多い。

術の利く人はご祈祷でも妖術でも必ず介在する霊がいます。

 

術者でなくともいわゆる「念の強い人」というのにもそれが介在する。

その人の念がそこまで強いのではないのです。

物理現象は必ずそういうものがついて回っています。

術者でなくても無意識にリンクしている人もいて怖いです。

人間だけでできることなんかたかが知れている。

西洋では使い魔、契約の悪魔。

東洋では式神、護法の類。

こういうのを正しく使えれば・・・というより相手が動いてくれればご祈祷は効きやすい。

正しい護法の場合は邪悪な願い、間違った願いは拒否してくる。

引き受けようとしたら「そんなのするなよ!」という強烈なお叱りさえある。

 

お叱りある前に「これはダメだな・・・やめとこう」とわかるのが術者というもの。

不動の童子を使う法で儀軌には用事が済んでも「用はないから去れ」と言っていったら駄目だとある。

言ったために二度と使えなくなった話が出ています。皆それぞれに特性がありコンタクトのとり方も微妙に違う。