前にも話したことがあると思うが霊狐さんから「天狐は図形でしゃべるからお前はその言葉はわからぬ。」といわれた。
確かに霊符のような半導体のようなそんな形の図形が見せてもらったが、この図形上下がどっちかもわからない。
だから風狐さんあたりが解説してくれる。勿論滅多に語らない。
近いニュアンスは言語化できるが正確には無理だと彼らはいう。
霊狐道とは
「四つ足にて数珠も取らず独鈷も取らず、経文、陀羅尼も語らず、被毛の身にて身に袈裟も帯びず、ただそのままに意念のみにて事を行い、神仏の最下座にて奉仕する修行の道」と霊狐さんはいう。
姿は狐だがもとは彼らもこの世にありしときは修行者かもしれない。
畜生道に落ちたのではなく、自らがこの道に生ずるよう願生したのだろう。
霊狐さんは自らについて語らないがなんとなく、そんな風に思う。語らぬが約束事かもしれない。
霊狐道の頂点にいるのは天狐と呼ばれる存在。
光の塊のようにしか私のレベルには見えない存在。
「その意念の極致はかたちにすれば人間には理解し得ない微細なもの。ゆえにそれは図形のように見えるのだ。だがそれも図形でもなく真実の形ではない。もとより言葉は音声にして形はない。だが、形にすれば文字になるというようなものだ。いうなればこの図形は天狐の文字のようなものだ。」
朝から狂ったようなお話ですみません。(笑)
まあ、私の思い込みとお思い下さい。