金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

兆しを転じる

お弟子さんで今日ストラップがふたつ断ち切れた。不吉?

なにか仏縁が切れてしまうのかと不安だという人。

 

それはわからない。

ただ象徴的に数珠が切れたり仏像の腕が落ちたりして、うちでは「さようなら」になった人はいる。

そういうのも兆しかもしれない。

数珠のイラスト | 高品質の無料イラスト素材集のイラサポフリー

兆しは代え難いが、やりようはある。

どうやるか?

それを自分がみつけるのが兆しを転じることだ。

当人ならぬわたしにはできることはあまりない。 

神経言語プログラミングでは過去と他人は変えられないという。

業とは過去の影響だから、タイムマシーンでも乗らない限り業自体はどうにもならない。

ただし業の結果を乗り切れないとは決まっていない。

どうのりきるかだ。

厳密には人の縁と仏の縁は別なもの。

人の縁は一期一会も縁といえば縁。

仏の縁は結べば永劫に輪廻転生の中にも残っていく。

人の縁は切れても仏の縁はいつかまた花開く。

それがいつか?は誰もわかりませんが。