昨日はタイの悪霊祓いを題材にした映画を見たが、うちでそれに相当するのは「五体加持」という祈願。
そんなに用意もなく数珠に錫杖一本で対峙する。
本尊は飯縄明神だが本地の不動明王が表である。
実は昨日もあるトラブルからみの依頼で行った。
結果は
「先生、本日は直前のお願いにも関わらず誠にありがとうございました。
首 肩の痛みや何か重い物が乗っている感覚が無くなり、大変スッキリ致しました。
○○(同行の方)も頭がスッキリしたとのことで、感謝申し上げておりました。
本当にありがとうございます。」ラインから
まあ、これなどは積極的に呪術で攻撃してきているわけではないから、この作法だけで十分だと思う。
生霊はすぐに来るが去らせやすい。
死霊はそうそう来ないが来たらいささか厄介だ。
深い因縁がないなら来ないからだ。
追っ払うのではなくあげてやらないといけない。本人に帰って行けばよい生霊と違ってほかに行き場所がないので来ているのだから追っ払うのみなら何度でも来る。
そこはいささか面倒だ。本人にも少し在家の範囲で修行してもらわないといけない。
一番手の込んだ死霊の成仏法は精霊供養で七日にわたってしないといけない。
抜本的には宝篋印塔を祀り信仰するのが速い。
ただし、霊がつているといって時々いろいろな人からお問い合わせをいただくが、突発性ではなく、昔からずっとという人は、もともと精神病院に行くべき人が少なくない。
実際、霊の寄りやすい人というもアンカーは自分にある。そこは心理的なものが要因だ。
一般に門戸を開くと、自分で勝手に霊障だとか呪詛であるとか思い込んでいる人が来すぎるので現在は講員やその紹介者のみにさせてもらっている。
私の話には聞く耳もたない方には無理だから。