金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

肚で念誦する

加行者の気が付いたという話。

それは何かというと・・・

真言念誦を口や頭で唱えずに、肚に落とし込むとうまくできるという。

逆に頭部でやっていると気が上昇してうまくいかないという話。

よく丹田でというが密教の字輪観などは心(心臓転じて胸)でする。

だが念誦はハラでする。

肚は脾臓の中心、五行思想でいえば土であり、その性格は「思」

念誦も思念であるからそういう意味でも相応かもしれない。

念誦は体でするものだ。