アメリカに住むある女性は、生まれつき腕が未発達のため右側の肩から手が直接ついている状態だ。そのため見知らぬ人から「気持ち悪い」といった悪意のある言葉をぶつけられるそうだが、女性は落ち込むことなく正々堂々とした態度で反論し、SNSで多くの支持を得ている。『The Daily star』などが伝えた。
確かに普通にくらべて見れば不思議ではある。だが、気持ち悪いのは彼女ではない。
揶揄するものの下劣な心底だ。
揶揄する彼らの体が健全だとしてもそれは彼らの功績とかではないのだ。
この明るい笑顔は崇高でさえある。
人は逆境に耐えるために極端に強くなろうとすることは多い。
それはしばしば常時防衛的でかんかんに怒ったハリセンボンやヤマアラシのような態度さえ作る。
だがこの笑顔にそれはない。
少しも強がっていない。愛嬌たっぷりなところがいい。
そして、人間が避けられぬ宿命にあってどう生きるべきか、学ぶものを多く感じる。
実に活きた教養ある女性だ。
合掌。