金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

自分を入れず。

結構難しいことだが少しも自分を入れず拝む。

それが大事なことだ。

自分の印象から得た人のイメージで肩に力が入ったり、逆に放逸に流れたりがあってはならない。

自分のお客ではない、仏の客、本尊のお客だ。

感情移入しないというだけならやる気のない祈祷も同然だが、そうではない。

本尊の使者としての使命は果たさないといけない。

心は基本的に人でなく本尊の方を向いていないといけないのだ。

そこが福祉や社会事業の心とはおおきに違うところだ。

 

稀にこの人はこうしてやるがいい…というような指示がある。それは実行するが別だ。

それは私の判断ではない。