動物というのは今を生きている。過去や未来には生きていない。
常に今だ。
常に過去や未来に心を泳がせながら生きている人間とは大きく違う。
人間でも過去、未来に余りにとらわれないようにという試みはある。
ビパッサナー瞑想がそれだ。
刹那滅。ただ刹那滅という考えで瞑想をしては今を生きることにならない。
生滅でhなくその間こそ生きる時間がある。
人間は過去に想い、そこから学んで未来をよりよく生きようと思う。
動物であっても学習ということがあるからそこは同じだ。
だが人間のように専ら未来のことを心配して不安に負けたり、絶えず過去のくよくよにひきずられてついに自殺したりはない。
それでは今がない。
いまを強く生きる。
だからこそ動物は逞しい。