今日来られたご住職から「聖天様の本尊ってこの浴油のできるお仏像なんですか?」と聞かれた。
そんなこともない。私の知る聖天様のお寺の本尊は木像もそこそこあるし、しかも単身の本尊もある。
その場合も浴油像は金属のことが多い。それは当然油をかけるためである。
つまり浴油像と本尊が別な場合もある。
最も木像でも浴油する例がないわけではない。
日光の伊矢野師は木天でされている。松の芯なので油の塊で浴油に相応する。
どういうことかというと油をはじくので普通の木のように傷まないのだそうです。
よく考えられています。