法華経の方便品第二はいよいよ法華経が説かれ始める初段。
「凡夫と仏性とではわからない。わかるものではない。
これは仏性と仏性が角突き合わせて初めて分かることである。
だから舎利弗よ。この話はやめておこう。」という釈尊。
だが大智の舎利弗はこの言葉で理解した。
だから「やみね。やみね。また説くべからず」といいながら釈尊は法華経を説き始められた。
仏所成就、第一希有、難解之法。唯仏与仏、乃能究尽。所謂諸法、如是相、如是性、如是体、如是力、如是作、如是因、如是縁、如是果、如是報、如是本末究竟等
十如是とはそういうことではないだろうか。
つまり如是とは諸法は如来と一つということ。そこには凡夫の如来のという区別はない。