現代のお笑い界の事情はなかなかに難しいようだ。
不用意なことを言うとすぐに「差別だ!」の矢が飛んでくる。
毒のないコントを言わないといけない。
人を引き合いに出してもいけない。
もともと笑いの本源は微笑み以外は嘲笑に属するからだろう。
もうストレートなブラックユーモアは絶滅危惧種だ。
昔、私の法友でよく冗談を言う人がいた。
法友「羽田君 家に古くなてってもう使わないようになった一万円札あったら僕におくれ。」
私「早く言ってよ。昨日ごみに出したとこだわ。」
みたいな・・・
わが師は戯言を言う人をいさめたことがある。
その人が「いやだな、冗談ですよ。」というと「人にわからない冗談は冗談だとは言えない。」といわれた。
同じように人にわからないお笑いはお笑いではないだろう。