さすがに長年言い続けてきたことが効いてきたようで、キツネがのりうつっているとか、誰それに呪詛されているという電話はほとんどこなくなった。
ハッキリ言って清々している。
そういうことを安易に言うがまま認めることは思い込みや症状を助長するおそれがあるので基本的に受け付けないのです。
万一、精神病であれば深く病む恐れもないわけではない。悪くすればその人の病的な世界をさらに構築し強化する手伝いになってしまう。
素人のころはは「本当は霊障なのに気の毒に精神科に行っていて気がつかないのだ」とおもっていたが、この道に入ってからまったく逆に思うようになった。
ただし、霊的な存在の攻撃というのもあるにはある。
ひとこと言っておくと霊的な存在からの攻撃とは一種のメッセージなのだ。
だからそのメッセージが読みとれないとただ祈るだけでは延々攻防が続くこともある。
あるいは力押しで無理やり潰して業を深くするか。
だが幸か不幸か多くの場合はただの思い込みだ。
それはなぜか?人間は不運が重なるとその原因を一元化する習性があるからだ。
もっとも現実に原因が一つのこともある。
それは、多くの場合ご本人の認識の歪みだ。