牛頭天王の妻と言われる歳徳神。
十一面観音菩薩が本地だという。
娑伽羅竜王の娘ともいう。
色々複雑な神だが、別名 歳徳玉女大善神という。
この玉女というのは陰陽道では三体玉女というのがある。
方位の神です。
またさらに言えば玉女はダキニ天のこと
玉女は時間と方位を支配する力がある。
昔、三井寺の講習会に行き偶々休憩で方位談議で花が咲いていた時。老修験者から聞いた「凶方に引っ越したら、それは歳徳神の方位を使えば解厄になるのだ」と。
ぼそっと言われた。
他の人は聞き流したが私は最後まで耳を澄ませた。
「秘中の秘なのだろう。」と思った。
現代の気学家などに聞いても多くは「そんなのはありえない」という。
「歳徳方はそれほどまでの除災のエネルギーない」ともいう。
だがこれは方位とりではなく信仰なのだ。
ただの方位取りとはそこは違うことに着目したい。
歳徳方は古来恵方参りとされている。
歳徳方はただ行くだけなら、あるいは大したパワーは得られないかもしれない。
だが方位神への呼びかけは方位取りとは全く次元が違うのだ。