金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

ペットの遺骨を埋葬して安堵する

以下のようなメールをいただきました。
「いつも大変お世話になっております。
東京の○○です。
 
私の実家では、母が亡くなったペットの遺骨を骨壷に入れた状態で長年家の中に置いておりました(犬・猫各一体)。
 
埋葬については母が若干渋ってしていたのですが
この年末から祖母の世話も実家ですることになり、
いい加減このままには出来ないと感じ、
昨日、読経供養のうえ庭に埋葬いたしました。
 
般若心経・馬頭観音真言・光明真言・大随求陀羅尼の他、
以前アドバイス頂いたとおり、宝篋印塔陀羅尼を用いて供養しました。
 
終わってみれば、母から
「家の中が明るくなった。ありがとう」
と連絡がありました。
今後、私の新居で祭壇を作るための費用も援助してくれるそうです。
 
ご助言頂きありがとうございました。」
 
 
 動物を忘れがたくいつまでもお骨を置く気持ちは私もわかりますが、動物たちにも次の旅が待っています。お骨を埋めて手放すことで彼らも心置きなく次の転生に出発できます。
 
大分昔20代のころの話ですが結婚話がいいところで流れてしまうという女性の相談がありました。
この時、女性の後ろにワンちゃんが見えました。
結婚と関係ないかも…でもと思って「こんなワンちゃん知りませんか?」と聞くと「それは多分うちの子です。」とのこと。
なんでワンちゃんが…と思いましたが女性は少し言いにくそうに「その子をとっても可愛がっていたんで今でもお骨を枕元に置いているんです。それってよくないでしょうか?」
多分、ワンコは女性がお嫁に行けばそんなことが続けられないと思っているのでしょう。
私は「ワンコにも次の世界が待っているんです。土に返して供養したほうがいいですよ。」というと「わかりました。」とのこと。
しばらくして縁談はまとまったと連絡をうけました。
余談ですが映像が見えたりするのは当時から何時もあるわけではないのです。
霊能者ではないので常には何にもわかりません。
多分そのころからこうしたことは霊狐さんが少しづつしていたのかもしれません。