実はこちらのオオワシは、交通事故で右の翼の先がありません。20年前に治療により一命を取り留めたものの野生に帰ることはできず、釧路湿原野生生物保護センターで猛禽類医学研究所が飼育管理しています。 環境省によると、オオワシは絶滅危惧II類。北海道東部を中心に約1400~1700羽が各地に分散して越冬します。オオワシの生息を脅かす要因は、銃猟されたエゾシカを鉛弾とともに食べることで起こる「鉛中毒」や、感電事故、交通事故、列車への衝突事故などが挙げられ、人間の生活が大きく関わっていることがわかります。
人生いたるところ青山ありといいますが・・・鷲も同じでしょう。
空は飛べなくても鷲さんにとって充実した一生になりますように。