金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

オオカミ少年ならぬ熊少年

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2019年1月29日にCNNが配信した興味深いニュースがある。

(CNN)米ノースカロライナ州で行方不明になり、丸2日以上たって森の中で見つかった3歳の男児は、森にいる間ずっとクマと一緒だったと話していることが分かった。

ケイシー・ハサウェイちゃん(3)は22日、親類宅の庭から姿を消した。大規模な捜索の末、24日に無事発見された。地元捜査当局者が28日、CNNに語ったところによると、ケイシーちゃんは搬送先の救急病院で、それまでどうしていたかを語り出した。森の中に友達がいて、その友達はクマだったと話したという。同当局者によれば、この地域には確かにクマが生息しているものの、その1頭がケイシーちゃんと一緒にいたことを示す証拠はない。だが最初の夜は氷点下まで冷え込み、2日目の夜には50ミリの雨が降る過酷な状況の中で、何かがケイシーちゃんの助けになっていたならよかったと、同当局者は指摘する。(「『クマが一緒にいてくれた』 行方不明の男児を森で発見」CNN.co.jpより)

幼児をさらう「人さらい熊」の話は、戦前の資料等でもたびたび散見される。いずれも人を「喰う」というよりも、むしろ「慈しむ」のが目的としか思えないケースだ。