最近、精神疾患のお悩みが多い。
医療機関や心理療法士でなく私を尋ねるのは、そこに目に見えないものの介在を疑うからだろう。
言い換えれば霊的原因を想定しているのだろう。
このところ多いのだが、立て続けに二件いずれも祈祷はしていない。お話だけさせてもらって。それでも一応の満足を得られて帰られたと思っている。
目に見えないものを否定するのか?と言えばそこはトンでもない。
逆だ。
目に見えないものは実は健全だという人だろうと多かれ少なかれ影響している。
そのへんにいくらでもいるから。
特にマイナーな意識に陥っていればマイナーな奴らはうようよまとわりつく。
だが逆にそれは原因ではなく、マイナス意識が核となって呼び寄せてしまったケースが多い。
病や問題は其の前にすでに存在している。
でも私のようなところへきて期待される方の中にはそれが祟りや悪霊の影響が原因で祈祷で一掃できると思うからこそと言うこともあろう。
スカッと一掃!
だが、残念だがそれはまずほとんどありえない。
まずそういう祈祷して何とか出来る類のものは、昨日や今日にわかにおかしくなったというような場合だ。
そこに必ずきっかけはある。
自分の側のアンカーもある。
対するになって久しくずっと慢性化している精神疾患にそう言う憑依などの原因を求めてもまず無駄だ。
それは主にそのひとの生育に関わったり家族関係に関わる問題だ。
霊的なことを言えば先祖や身内の供養は有効な場合はある。
病気でも何でも時間かけて出てきた問題は時間かけてとりくまななきゃ解決しないのが普通だ。