祈祷行者が本当に祈願を利かすことができるようになるには必ず介在の護法の存在が欠かせません。
護法にバックップしてもらわないなら、どんなに仏教的知識があっても、祈願は無理です。
普通は本尊以前に多くはこの護法の働きに依るのです。
ただし。どんな護法も本尊を介さないのなら動きません。
そこが大事な点です。
では護法にバックアップしてもらうにはどうすればいいでしょうか?
① 1にも2にもよく拝んで本尊とこころ通わすこと、これはなにもわからず一方的でもよい。護法は神仏の眷属でありますから第一に心の清浄を旨とすること。
③ 発心すれば定んで至る。逆に初志を失い、もっぱら世福のみに流れると護法は離れます。祈願は効かなくなる。
③このため行者は常に護法の心に沿っている行動ができているか否か?を自らに問わねばなりません
護法は完璧に仏戒が守れなくて、基本的に衆生利益の心と行動があればはなれません。
護法もその人を通して仏道修行しているのです。
いわゆる戒緩であっても乗急のひとであればよいのです。
極めて深悪な性格でも祈祷が効く人というのは魔類がバックアップしています。死後取り込まれることになる。
いつの間にかブラック行者になって魔類にとってかわられている人もいます。
世知にのみ長けて自己顕示欲の強い人はそうなる可能性も高いので注意すべきです。
いわゆる八難所の「世智弁聰」の人ですね。