ものを埋めたり、焼いたり、流したり、呪術には様々なやり方がある。
呪術にはアクションが必要なのだ。
だけどそれらすべてを心の中でしていくのが密教の世界。
そこでは大きな宇宙大の山が出てきたり、壮麗な楼閣も、火炎を放つ垣根もあれば寶の雨も降る。
だから密教を知りたがる人もいるが、本当に素晴らしいのはそれらを描ける「心」なのだ。
陰や真言はそれらを補佐するもの。
中心は「心」。それはあなたは既に持っているはず
本当の宝はそれだ。
だが機能満載のスマホを持っていても、その使い方がわからなければそれでおしまいだ。それとおなんなじこと。
密教行法とは心の巧みな使い方にすぎない。
心の使いようでいかようにもなる。
故に心を「心王」という。