新しく道を志す人を新発心という。(新ぼっちとよむ。)
長年見てきて思うことがある。
得度などすると張り切って作務などにいそしむのはいいが、そこにデモンストレーションとか余計な自己アピールはあってはならない。
これ見よがしに「皆さん、見てみて、私修行してるんです~!」みたいなのだ。
注意しても、それが改まらない人は遠からずクビだ。
徳が薄い証拠だから。
新発心は黒子のごとく、忍者のごとくあらねばならない。
ハッキリいえば自我を殺す工夫から始まる。
寺院で一番目立ってはいけない存在だ。
黒子が芝居の真ん中に躍り出ては芝居はめちゃくちゃだ。
きちんとできていて、存在が見えないのがよい黒子だ。
やるべきをやって脇役に徹底すること。黒子の評価を上げるのはそれのみ。
初心の仏道修行もかくあるべし。
