南無阿弥陀仏と光明真言 ペット供養の持寶庵さんのブログ
特に動物の供養などに念仏の功徳はあるか否かは不明です。
極楽に畜生はいない。阿弥陀経には美しい極楽の鳥も阿弥陀仏の威力で現れている荘厳にすぎないと言います。
だとすれば念仏申すより陀羅尼でしょう。
宝篋印陀羅尼などは明確に動物得脱の効験を説いています。(ハネダ)
往生要集に見る天台の念仏
日本の本格的浄土思想は源信僧都の「往生要集」にはじまるといいます。
元三慈慧大師のお弟子で大師尊像で両童子の一人であらわされる慧心流の祖が源信さん。
もう一人は檀那流の覚運さん。ともに慈慧大師のお弟子。
ですが源信僧都の考えは専修念仏ではない。
「必ずしも念仏をもっぱらにせず、すべからく余行を明かして各々の楽欲に任すべしとあります。」
楽欲にまかすとは「ねがい」や欲するところに従って、思い思いに余行をなせということです。
他の経典の功徳ある神呪などを否定するのは大無量寿経の「誹謗正法」に当たる故と思います。
大無量寿経はそれでは往生できないと言いますから。
少なくとも天台法門は余行を廃する専修念仏は取らないところです。
私自身も念仏は申しますが専修念仏の思想には何の興味もない。
だからと言って専修念仏の信仰がよくないとかも思いません。
ただ、天台僧のとるべきものではないでしょう。源信僧都も「かならずしももっぱらにせず」であるからもっぱらであっても悪くはない。
良くないとすれば余経を毀傍する増上慢の罪で念仏自体は往生の主要な一手段であろう。
青山社「荼吉尼天供」について
「荼吉尼天供」は密教の「お次第」で読み物ではありません。
購入されても密教を修行していない人にはわからない点が多いですのでご注意ください。いきなりこれだけを学べるものではないです。
お次第の一例は下のような感じ。これは手書きの別な本ですが。
青山社さんで4月に講習会を企画中ですが、これも密教修行者で加行を終えていませんと出席されて理解できません。
福猫 大一体余りました。
今年3月加持した福猫さんが一体余りました。計算違いで余分に開眼してしまったものです。欲しい方はお声かけください。一体しかいませんよ。早い方順。
志納金1万円 送料は着祓い
ただし、ただの飾り物ではなく毎年お里帰りしてお祈りさせていただくものですのでそのおつもりで。
ご希望の方は yinandyan1957@yahoo.co.jp まで こちらは終了しました
浴油の温度
古来浴油の温度は人肌くらいという。
ですが、私は高めにしています。
わが師匠の浴油は一回も拝見したことがないのですが、時に内陣から天ぷらでもあげているのかというような油のはぜる音がしたのを憶えています。
余り温度を上げたら熱くて尊像が持てない。それはだめですが、「人数が多いから高い温度でないと冷める」という話でした。
それは双身毘沙門天の浴油をしていた信貴山玉蔵院の故野澤密厳猊下もおなじことを言われた。
ただ急ぎの祈願などは数に関わらず温度は高くしないといけない。
ほんとうに高くなるとこちらも血圧が上がるのか頭が痛くなってくるのでそこで止めます。油がサラサラになってくるのでそれでもわかる。
今日の浴油は少し高くしたから調子がいい。