金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

私の思い出話

お世話になった恩師・先達の教え

まず心で仏を勧請せよ。

最近、霊狐さんから「仏像の開眼を軽く考えてはならない。まず先に仏は心で迎えるものだ。」と言う言葉をいただいた。 そういわれて思い出すことがある。 昔、駆け出しの20代の頃、20センチほどの白木の地蔵様を師匠に開眼してもらった。 今もって飯縄山に鎮…

信仰に退転はない。

むかし、私の師匠が十一面観音を如法に信徒用に白檀で作った。 「陀羅尼集経」の所説で一肘のおおきさで総白檀であった。 10体ほど作ったが、これを勧請して持ちきれない人が返しに来た。 しばらくしてその人が祈願のお札を頼んできたが、師はこれを断った。…

団子には黄な粉ですか?タレですか

昔、ある知り合いと酒を飲んだ。 「羽田さん、あんた、加持祈祷とか霊験とかそういうのはさ、無知な拝み屋の言うことだよ。そんなこと言ってちゃだめだよ。仏教と言うのは科学なんだ。」 と知りもしないのに突っかかる。なにをいいやがる。 悪い酒だ。 相手…

地縛霊はどっち?

昔まだ霊問題の相談を受けていたころの頃の電話の話。 なんと「ある首吊りの事故物件が安いので是非欲しい。」という。 ついては買ったら首吊りの地縛霊が出るらしいので霊を退散させて欲しいとのこと。 「そんな家は安くても買うべきじゃない。大体住んでい…

鎮魂 親子クジラ鈴

高校最後の修学旅行で買ってきた和歌山県太地のお土産「親子クジラ鈴」 この旅行でいち早く免許取った悪い仲間がいて岬のドライブにつれていかれた。 私はきわめて気の弱い臆病者だと思われていた( 実際そうだった 今でもそうです ) だから車を凄い勢いで岬…

さわり

昔、母方の親戚筋の子供がいて仏教に関心がある。 そちらからは母を通じてその子に仏教の「さわり」のとこを一つ教えてやってくれとのこと。 これは芸能の用語で芝居音楽の一番肝心のところを言う。( 障碍のことではない。) バカ言ってはいけない。 肝心なと…

安いが一番?

開眼のお話 仏像開眼のお依頼 うちは講員さんしかしない。 それが電話でどうしてもやってほしいという依頼・なんのお仏像かと聞いたら結構一般の家に置くのには過ぎたものでした。 「よそに聞いてみたら・・・どうしてうちなんですか?」といったら 「いいに…

なつかしいレトロなお菓子「魔法猫」

仏法とは何の関係もないお話ですが・・・ JRが国鉄だった私の小学生時代。 国鉄関係の車内装飾の会社をしていた父が東京に行くと時々買ってきたのが「魔法猫」 筒状のお菓子入れに猫の顔が付いていて、振るとにゃーにゃ―といわないまでも鳴く。 どんな音だか…

中将坊大権現のこと

四国の志度に八栗寺があります。 www.yakuriji.jp 四国霊場でもあり、四国随一の聖天尊様の霊場でもある。 四国の出身の私の父は少年時代に100日の間日参したそうです。 信仰と言うよりまあ達成感からしたんでしょう。 山で結構高いですから下から歩くとエラ…

迷うのはまだご縁がない

「祈祷を頼もうかどうか迷っている。」 「相談に行こうかどうか迷っている。」 そういう電話がたまにある。 迷う理由や不明点があるなら話を聞く余地もあるが「ただ、まよっている」だけなのはどうにもなりません。 それでもそういう。 そんなの相談されても…

師の短を窺うなかれ

今日「先生と知り合ってそこそこ立ちますが、先生が自分のお師匠を悪しざまに言うのは聞いたことない。それは大事なことなのだと思うんです」といわれた。 それは別に自然なことである。 私が師匠の悪口を一つも言わないのは言うべき材料がないからだ。 ほか…

行者が拝むべき尊 荒神

縁あって真言宗の大徳 故永田覚範和上の伝法の末席に預かり、その折、善女竜王の聖地・室生の龍窟に赴き、個人的に少しお話しできて「荒神は不動行者、聖天行者は元より祈願をもっぱらにする者は必ず祀るべき存在だ」と改めて教えて頂いた。 このことは大徳…

バカだったから進めたと思う。

最近ポチポチ弟子になりたいという方が訪れる。 年齢も性別もいろいろだ。 行者になりたいと言うが、思い切ってその世界に飛び込む勇気はない。 そういう人は多い。 もちろん無理やり飛び込んでらっても、文句を言われても責任は一切はとれないから飛び込ま…

妖術使いになりたい

最近は減ってきましたが、どこの街にも一人くらいは呪いや祈祷で知られる民間術者が昔はいたものです。まあ、多分今考えれば教派神道の教師や修験道の教会のようなものだと思います。 昭和の高度成長時代の日本、 科学技術の日本の中でどんどん忘れ去られて…

ホログラムのお墓詣り

最近は墓じまいが多い。以前は空いている墓所はほとんど分譲中か墓石の建立予定のものだったが、最近はお墓を取り払った痛々しい跡が目立つ。 お墓を買っても一代限り、あとお参りする人はないのでやがては合祀という具合だ。 だとすると永遠に堅固な石など…

わたしの3・11 生き物は捨てていくなら飼わないほうがいい

news.yahoo.co.jp 3・11は遠く離れた神奈川県でも日常では大きな影響を受けた。 拙寺のある市街化調整区域は原則家はないものと考えてか一日に6時間以上電気が止められた。 夜だろうと寒い日だろうと容赦ない。3月と言えばまだまだ寒さは厳しい。 よくも生…

守護神に祈る時

姉弟子の旦那さんがしている会社がどうにもまわらなくなったことがあったらしい。 昨日、今日ではない父祖の代からの聖天信者だ。 そんな時、師匠がした選択は・・・ 「聖天さんが動かない。こんな時はもう守護神しかないんだわ。」といわれた。 ふだんは守…

真理は必ずしも一つじゃない。

最近はないけど、昔学生時代はよく新宗教のキャッチが町にいた。 キャンパスにも無論いた。 大学では何度も誘われて話も聞いた。 ある日、ある宗教に誘われて、話を聞きに行った。 さんざ、誘ってくるから一般聞いてみようということで同道した。 講師が出て…

裏読み 深読みは相手するのにも限度がある

最近はそういう面倒な人いなくなりましたが・・・ 一々こころの裏読み 深読みする人がいます。 なにかというと「きっと自分は嫌われている」と思う傾向の人もいます。 きっとそういう手痛い経験があるのだろうけど・・・ そういう方は何も言わないで「迷惑な…

理趣分 私が師匠から聞いたこと

師匠からは「理趣分を好んで読む者は必ず祈祷の達者になるといわれている」ということは良く聞きました。 まあ、よく読むのは天台宗と禅宗でしょうかね。 でも浄土宗や融通念仏宗も読んで悪くはないはず。 浄土門や神道系の方にお授けしたことはあります。 …

民主的な抗い方

news.yahoo.co.jp 私は子供もいないし、妻もいない。 昔は私より上の世代から 「結婚していない奴は社会的カタワだ、そういう男は世の中が相手にしない」 「家庭がない奴は一人前ではない。信用はない。」と山ほど言われた。 でも一度も傷ついたりしたことは…

遠慮も過ぎればめんどくさい

時々こういう人がいます。 「あのう…○○さんから紹介してもらった××と言う者ですけど…」と言う方 「ああ、聞いてます。御相談ですか?」 「そうですけど・・・やっぱり・・・ご迷惑だし止めようと思うんです。」という。 なら、電話かけなきゃいいのに。 こん…

電話いろいろ

長電話は嫌いです。 くだらないことを何の用だかわからないけど30分近く延々しゃべる人がいて、しかも要領を得ない。 で、ご用件は?と聞いたら 「あ、いろいろなお話を電話したいんで、お暇なときはいつなのか聞きたいんだけど・・・」だと これだけしゃべ…

安心です。一銭も出ませんから。

大昔のこと「霊障かどうか見てほしい」と言う電話 そういう以上はなんか問題があるのだろうがそれは言わない。見てほしいの一点張り 「そんなの私は見るにしてもお加持とかして拝まないとわからないから、見ることが主眼ならどこか霊能者んとこ行ったら?」…

器はいかに?

祈祷の達者であった私の師匠は祈祷における不動尊華水供や理趣分は護摩焚くのと同じく位の功徳があると言っていました。 で一時は伝授もよくしたようです、熱心な教区で呼ばれもしました。が晩年はほとんど、よほどの知り合いとかでないとプッツリやめたよう…

守護霊欲しい

かなり以前ですが「そちらで守護霊様をつけてくださいますか?」と言う奇天烈な電話をもらったことがある。 こういう電話は一時頻発しました。 だれかそういう商売してたんだね。 「そういうことしていません。」と言うと「できないのですか?」と言う。 「…

ミイさん供養

昔、高校生のころ住んでいた藤沢の片瀬からよく龍口寺にお参りに行った。 龍口寺はもともと深沢の五頭竜をお祭りしてあった場所です。 五頭竜は当初狂暴で手が付けられなかったが江の島の弁天様がお嫁入りなさって鎮まられ善龍となったという聖天様みたいな…

他流試合

お手伝いの講員さんが落ち葉を焼却炉にギュウギュウ詰め込んだのでなかなか燃えない。 それで火天の印を結んで風を起こして見せた。 「ホントだ!」それをみたお手伝いさんが不思議そうに「こうですか?」とマネするので慌てて制止した。 「授かっていないも…

滅淫欲我慢陀羅尼の話

七仏八菩薩大陀羅尼神咒経の末尾に滅淫欲我慢陀羅尼と言うのがある。 何を思ったか「すごい名前の陀羅尼ですね」と言った人がいたが「淫欲を滅して我慢する」意味ではない。 淫欲と我慢を滅する意味である。 ここで言う我慢は辛抱のことでありません。 慢心…

韋駄天の不思議

若いころ、中国旅行した時に韋駄天の仏像を買って帰ってきました。 良く彫れては勇ましくはあるが当時の中国らしく革命劇の英雄みたいな顔の韋駄天でした。 中国では護法韋駄と呼ばれてどういう訳か、三国志の関羽さんとともに観音様の脇侍になることも多い…