金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

私の思い出話

お世話になった恩師・先達の教え

そんなもん一々かまっていられるか。

もう何十年も前のことですが、ろくに知らない方からある旧知の人があなたのことをこういう悪口を言っているという讒言があった。 電話で一通り聞いて「ああ、そう」とだけ言っておいた。 向こうは私がどう思うのか知りたいようでした。 繰り返し同じことを言…

マルタンボウの話

私が祖母から聞いた恐ろしい生き物。マルタンボウ 形状は丸太くらいの大きさで四肢はない。口や目玉はあるというから蛇みたいなもの。 しばしば人家の戸口の上に這い上がっていて戸を開くと上から降ってくる。そしてそれにかまれてしまうと血を吸われるとか…

長吏様の思い出

10年前、福家英明長吏様を東京支所の皆でお招きした際に記念にと御自ら筆をとられた色紙を賜りました。 その中の多くにこの「論語」の言葉があった。 「徳は孤ならず、必ず隣あり」 徳を培う人には必ずそこに徳を慕ってくる「隣人」がいるということ。孤独で…

三井長吏・福家英明大僧正猊下ご遷化

一部新聞の報道でご存知の方もあるでしょうが三井長吏福家英明猊下がご遷化されました。 www.chugainippoh.co.jp ※在りし日の長吏さま。右は晋山されて表敬訪問に来日した中国天台山の新たな御住職允観老師 新任のご住職にお祝いの品を差し上げる長吏猊下。 …

ある猫さがしの御祈願

かなり昔のことですが猫ちゃんの行方不明を頼まれました。猫ちゃんの行方不明祈願は奉仕でしています。ワンちゃんもです。(インコでも亀でも一応なんでもいたします) ※無事に見つかって帰宅したら願ほどきの時にお礼祈祷で3000円頂いております。 猫ちゃんの…

遠い遠い砂漠の向こうから

昔、野澤猊下が中国旅行から帰ってこられて絵を一枚下さった。 それが水彩で半紙に書いたラクダに荷を載せ犬を連れて砂漠を行く人の絵だった。 花だの中国美人だのいろいろな絵の中のなかから「あ、アンタにはこれあげましょう。」と言って下さった。 猊下は…

ムカデ除け

拙寺は山というか丘の上にあって周囲は畑が多い。 周囲にキジ・コジュケイ・フクロウやウサギやリスもおり自然は豊かな環境です。 それだけに困った珍客も来る。 以前は一夏に20匹以上のムカデが来ました。 梅雨時になると住処が水浸しになるのか家に上が…

声を取られる。

顕教における読経は声が大事だというお話をしましたが、こんなことがありました。 何だか、よく覚えていないがかなり厄介な霊問題で精霊供養の最終座で師匠の読経に私と兄弟弟子であるK尼が随喜することになりました。 師からはこそっと「k尼は声が出なくな…

野澤猊下に頂いた毘沙門天

昔、30代なかば、信貴山玉蔵院の野澤密厳猊下に色々と能くして頂いていたころ。 頂戴した毘沙門天像。考えてみたら本堂の天尊に次いでもう25年以上拝んでいます。 当時玉蔵院でご信徒様に分霊としてお出ししていた尊像です。 このお像が一目見て気に入り、…

幽体離脱

若いころそれらしい体験がありました。夜ふらふらおき出して・・・ 窓の網目を突き抜けて体が半分出てしまった。 そこで初めてこれは幽体離脱だと思ったら元に戻った。 それ以来ない。 よく臨死体験だとそういうのあるらしい。 ただ臨死体験は死後の体験では…

住吉明神

住吉明神さんは中学時代入っていた神道系の新宗教「生長の家」の主祭神が住吉さん。 宗教と言うより神仏や霊に興味があった変な子供でしたので、親の勧めでなく自分で新宗教にはいる子供と言うのがそもそも異常な話だよね。 もう昔から変な子供でしたから。 …

海外旅行は行くもんだ

N先生はよく海外に行かれた。とは言ってもほとんど台湾とか韓国とかそうのあたりでしたが・・・ 台湾は武術関連で韓国はお弟子さんに在日韓国人の人がいてその方がよく招待されたようだ。 でも私にこんな話をしてくれました。 それはある国の流行っているサ…

どんな青春でも青春だ

私の武術の師匠N先生は色々な意味で恩師でした。 昭和6年生まれ、数年前にもうなくなっています。 この世代の人からよく聞くのは戦争と終戦のどさくさの青春時代。 「だから青春なんか私たちにはなかったんだよ。」と言う方も言う。 でもN先生はちがってい…

少年時代、お金のことを教えてくれたドラマ

少年時代に私にお金のことを教えてくれたのは花登筺さんの「細腕繁盛記」というドラマ。副題は「銭の花」 https://www.youtube.com/watch?v=jlipoy1IH4U 大坂から老舗料亭「南池楼」の女将の孫である主人公 加代 が伊豆の熱川に嫁にきて、様々な苦難や妨害に…

無礼者に頼まれる筋合いはない。

大昔、まだ当院で講員制度のないころ、信者さんの御親類の家で中学生だかの女の子が何か霊がついたみたいになって困っているので是非お願いしたいといってきた。 ほどなく母親から電話があって「私どもはそういうのは一切信じないんですけどね。娘がどうして…

院号の話

お盆が近づいて施餓鬼の準備などしていますと、日ごろ祈祷しかしない私にもいろいろ先亡の供養などについての質問も頂きます。 わたしの修行時代のこと。 ある未亡人の信徒さんが師匠に「主人の戒名にずっと院号がないんですけど、院号って後からでもつけて…

なぜ来訪者に線引きするのか

うちは祈願は講員という形で一応線引きしています。 これにはいろいろ理由がある。これはそのきっかけのひとつ。 むかしむかし、まだ私がごく駆け出しのころ。不倫で悩んだ女性が相談にきていた。 本人もよくないことだと思っている。 私も肩は持たない。結…

葉上大行満のこと

わが師が尊敬してやまなかった大行満・葉上照澄阿闍梨のCD八枚組が届きました。 私は年代的に直に存じ上げません。でもとても偉い方だったと聞いています。 学問もおありで確か東大でドイツ文学を専攻されたとか。 わが師は入門して回峰行したかったらしい…

味噌の味噌くさきは上味噌に非ず

わが師は祈祷をもっぱらにしていたが柔和な顔でしたので「あの顔で祈祷きくのか?」という人もいたらしい。 「ほお、祈祷は顔で効くのか?」と笑っていたが、同時に「味噌の味噌くさきは上味噌に非ず」ともいわれた。 大体行者さんというと不動明王の行者が…

盲点

若いころ。手が痛くて医者にいきました。放っておいてそのうちに治るだろうと思ったがなかなかそうならない。 で、レントゲンで見たけどどうにもなっていないという。 医者も首をひねる。 終いに人づてに大病院の副院長にまで見て頂いたがそれでもわからない…

古仏開眼のこと

時々ヤフオクなんかで買ったお仏像を開眼してくれと頼まれます。 たいがい、古仏ですのでまず発遣します。 俗にいうお性根抜きというものですね。 特に慎重に扱うような因縁のものは師匠は発遣したら紙にくるみ、お厨子に入れて人に見せないで内陣にしばらく…

にこやかにお茶を

このところ毎日法華経を呼んでいると色々思い出す。 大学を出たかでないかのころ、仏教書のコーナーにいたら「あなたはなにか仏教を信仰してますか?」「ちょっとお話しできませんか?」という同じ年くらいの男性に声かけられて近くの喫茶店に行った。 この…

読と誦

理趣分を読んだり、般若心経を読む。祈願の場ではものすごいスピードで読む。 「あれじゃ一字一句は発音してないよね。」という人いますがそのとおりです。 発音は正確にしていない。目で追って舌をわざかに動かすのみ。 でもリズムがあってスピードが落ちて…

青面金剛の思い出

私の師匠の師匠、松山の不動精神教会の大西先生は強い咒力の人でした。 霊験が即座に出せた。 留守中には本尊に備えたお洗米を病人などの依頼に与えよと言って出掛けたが、実際それを飲んでよく病が癒えたそうです。 師匠が小僧時代に「お米なのになぜこんな…

龍のいるところ 熊野

ああ、竜がいるなあというお四国と並ぶ場所は「熊野」ですね。 熊野は矢張り竜がいる。 四国のように山や海にいる野生の龍というよりは早くから拝まれた竜が定着している。 垂迹の神として伊弉諾や伊弉冉、素戔嗚というが、那智の飛竜権現や本宮が日本第一大…

四国は龍が多い

四国の方とFacebookでおともだちになりました。 改めて思うのは四国遍路中は結構、竜が多いなあと思ったこと。 どこでもお竜の気配がする。 特に徳島や高知はそう。 お大師様が悪い龍を封じた話は結構方々にあるけど、大師はそういうの矢張り感じた…

建立したとはいえない

昔、師匠の代にある信者さんがいて大井のお寺にお地蔵様を立てさせてくださいと言って建立した。 寺が立てたいと言うというのではなく。自分が立てたいと発願したのだ。 だが、たてたらそれっきりでお彼岸にもこない。しまいにはどっかへ消えてしまった。 多…

長電話は嫌いですが・・・

電話は予約のみでお願いしますと言っていますが、それでも何でも電話で済まそうとしたり、長話したい人もいますね。 電話相談はしないといっているのに・・・ でも「これは来られても無理だわ」と思うと逆に結構長く話してしまうこともある。 来るだけ無駄足…

私の人生でした最高の贅沢

拝むこととはいえ毎日仕事や行事に追われることが多いと、三井寺で加行していた30代初めのことがなつかしく思い起こされ。あれは私の人生で最高の贅沢だったなあと思います。 毎日生活や雑事の心配なく、ただただ毎日三座壇にあがって拝む。毎日お不動様のこ…

九條錫杖経の霊威

「九條錫杖経」これは簡単なんですけど、魔除けにはとても良いものですね。 やはり錫杖の音には力があると思います。 霊障とかで困っている人はこれ読むといいです。勿論、錫杖使ってでです。 ま、振り方、読み方流派に寄りますから、やはり修験者さんからな…