金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

私の思い出話

お世話になった恩師・先達の教え 思いで深い出来事の数々

「幸せを殺せ」

ある老師が亡くなられた。 御年83歳 禅を以て諸国遊行の末、山中に住まい、武を練り、最後まで病院にもいかないで安らかに旅立たれたと聞いた。 実に数奇な一生を送られた老師であった。 禅の人で臨済禅の大森曹玄老師のお弟子であった。 そして私の気功の師…

どう祈るか

20代の行者かけだしのころ。ある女性が相談にきた。 亭主の浮気に泣いているという。 でもいつか分かってくれると甲斐甲斐しく一生懸命尽くしているという。 「仏様はきっと見ているでしょう。仏様がいつかきっと救ってくれますよね。」という。彼女はそう…

「覚りてなお情け有り」

菩薩を「覚有情」と訳す。 「仏心とは大慈悲これなり」と大無量寿経にある通りだ。 その仏になろうというのが菩薩。 金剛経の大家・濱地天松居士は「悟りてなお情け有り」とよませた。 情けというのは煩悩だ。 情が立ちがたいのが人。慈悲も見方を変えればた…

一寸一部の働き

昔の話だが難しい病気を祈って首尾がよかったりすると、他のケースでも「大丈夫ですよ。任せて下さい。」と言いたくなるものですが、そういうことを口にする時に限って全くよくならない。 判で押したようにほかのことも結果は出ない。 それでそういうことは…

ある尼僧の教え

これはある禅尼さんから若いころ聞いたおはなし。 お寺の信徒さんから「尼僧さんは座禅を良くしますか?」 「禅僧ですので私は一応毎日いたします。」(最近は自坊に帰れば全く座禅しない禅僧さんもいるらしい) 信徒「すごいねえ!いいなあ。」 「僧堂では日…

三十七人呪詛の大行者

これは私の話ではなく私の法友の話。 もうかれこれ30年以上昔だがうわさで三十七人を呪詛して殺した大行者というのがいて、ある人が呪われたという。 それで何とかしてほしいという話を法友に頼んできた。 法友はなんだか心当たりがあったそうだ。 それでど…

奉仕の心 平等の心

こんなに良くしてるのに振り向いてくれない。 恋愛のことじゃないですよ。 信仰の話。 お寺などでいそいそやってきていろいろしてくださる方はありがたい。 あるいはドドンと奉納する。毎度毎度何かしらいいもの持ってくる。 でもそれは本尊に対する奉仕だと…

狐が怖い2

昔ちょくちょく出入りしていた女性。 よく来るんだけど信者にはならない。 まだそのころは講員とかない。 ちょっとスピリチュアル系的な考えの方でしたが、その方の友人が「こちらでは信仰しないの?」と聞いたら・・・ 色々興味深いのだけど・・・羽田の傍…

ミイさん供養

高校生のころ、昔、私が住んでいる近くに龍口寺があった。 日蓮上人が首を切られそうになって江の島から上がった光物のせいで命を長らえた霊跡である。 立派な五重塔はおそらく県下有数だろう。諸堂立ち並び、頂上には白亜のインド様式の巨大な仏舎利塔もあ…

狐が怖い

むかしのはなし。相談予約の人。来たはいいが本堂に入れない! 結局霊障の相談だったらしいがそういうと断ると思って別件で予約。 はいれない理由は狐の置物が恐ろしいとのこと! すんごく怖がる。 顔が青ざめている。 私も「コワくないですよ~」「置物です…

二代にわたる修行を一身に

私の後輩で知る人ぞ知るK師は神通広大の人だが、彼がはじめて大井町の大福生寺に来た時、たしか中学生か高校生だったが、彼の後ろから護摩堂に上がっていく僧侶が見えた。 師匠に聞けば、そのお坊さんはボンカイさんと言う人で彼が得度するのもそのお坊さん…

凡夫のおのれの中に仏を見出す

大峰山には都合14回行ったが未だに想うのは人間の脳みそなんか何でも都合で見せてくれるよねということ。 山中で道に迷って一昼夜あるいたこともあったが突然右手に石垣が現れたり、あるいは昼間でも疲れてくると群生する山ツツジの花の朱色が、あたかも赤い…

座布団妖怪の話 妖怪は土地に絡む存在

私が大学生のころお家族である宿にと真立ったら息苦しくて目を開けたが体が動かない。ふと見ると布団の上に座布団のような四角いものが載っている。 それで動かないようだ。そればかりか声も全く出ない。 そうだ、こんな時こそ。 何度か不動真言を唱えて頑張…

最後の頼みの綱は・・・

昔、先輩の尼僧さん、とはいっても普通に家庭婦人であり、夫を助けて事業にいそしむ人でしたが、その事業がにっちもさっちも行かなくなった。ご主人は聖天信者でしたが「もう、ダメだ。」とギブアップしてしまった。聖天さまへのお参りも失意のあまりできな…

仏像は持ってこないでください。一切引き取りません。

だいぶ前ですが、知らない方から「仏像送っていいですか?奉納したい。」という。 なぜ奉納したいのかといえばもう拝まないから・・・ 小さな観音様の木像を長らく拝んでいたが最近友人の勧めでなんか新宗教に入ったそうだ。 その友人がそれは良くないから処…

スピリチュアルなワークに参加するなら

いくつかスピリチュアルな集まりやワークに参加して積極的にどのようなものか体験したことがある。 そこで思うことは心理学的な要素が強いほど、参加者の無意識層がえぐられ様々な人格が出てくる。 だから編成意識状態なわけである意味危険も伴う。 無意識と…

胃の悪い霊のはなし

学生時代、ある宗教の勧誘があった。 もう得度だけはいsていたが、色々な宗教に興味があったので他流試合のつもりでうかがった。 いわゆる「手かざし」をする宗教の系統で、これらは数多いがは大体「世界救世主教」の分派である。 早速、手かざしがはじまり…

不思議でならないこと

色々重要な御祈願も頼まれますが、重い祈願 程おことわりしている。 なぜなら、難しい祈願ならものによっては継続的にに祈っていく必要もあれば、それ以上に信仰の上で全部託する気持ちがないと効果的ではないからです。 信仰とはそういうものです。 そうい…

目が合わないものは拝めない

だいぶ前、仏画を持ってこられて開眼を頼むとのこと。 加納芳崖の悲母観世音の写しでした。 「これはお開眼できません」 「なぜですか?印刷だから・・・?」 印刷は開眼できないなどということはありません。 お御影札だって多く印刷です。 問題はこちらに…

霊能?が修行の道を閉ざした人たち

えてして人がわからない存在が見える 聞こえる があれば。自分には行者になる才能があると思い込む人は多い。 実に困ったものだ。 実際、わが門下では霊の声が聞こえるの、神仏の声が聞こえるのということを聞かれもしないのに言って来て一人前の行者になれ…

秘仏

こんな話を聞いたことがある。あるお寺にいわゆる「秘仏」があって何人も絶対に扉をあけてはダメという。 もしも開けたら目が見えなくなるという言い伝えさえあった。 ある乱暴な男が「そんなバカな迷信があってたまるか!」とわざと強引に開け放った。 「何…

どこも娑婆

むかし東京のある真言宗の大徳がいらした。 法力もしっかりとした方で多くの方の病苦をお加持で救済した。 それだけに法を大事に扱われ熱心な信徒さんには護身法を授けるのにも懺悔文を誦しながらの10000辺の五体投地の礼拝を課した。 でも、熱心なご信徒が…

法界無限の信仰

むかし、ある信徒さんが大福生寺の御宝前で師匠に「私は目が悪くて困ります。なんとかよくなるよう拝んでください。目の代わりに手の一本くらいなくなってもいいくらいです。」といったら 師は「たとえ冗談でもそういうことは言ってはいけない!」とたしなめ…

水をお加持したら・・・

水をお加持したら分子構造が変わりますよね?と聞いた人がいた。 そんなこと知りませんが…でも、ありえないと思うね。 第一アンタ、分子構造変わったらそれ水じゃないんじゃないの? 水そのものはお加持したって水でしょ。 真言唱えたら水の味が変わるとかい…

宗教じゃない?

news.yahoo.co.jp 以前「お宅に相談に行きたいけど宗教じゃないですよね?」という電話。 わけわからぬ!? 「寺ですよ」というと 「だからお寺でしょ、宗教じゃないでしょ?」ときた。 おそらく新宗教ではないという意味かとも思うが、、、いうとおりならそ…

テレビに出るものじゃないなと思ったこと

news.yahoo.co.jp 若いころ、一回頼まれてテレビの神霊番組に出たが、その時の出演者は霊能者ではなく○○神道の宮司さんや羽黒修験のyさんなど既成教団かそれに類する宗教家の人たちと三人だったのでオーケーした。 その後何日かものすごい数の電話がよせら…

離塵不可得

亡き野澤大僧正から毘沙門天供を教えられた時の話。 吉祥天の種字(梵字で表現した文字)はシュリ―。吉祥という意味。 だがさらに奥深く意味を問うと「離塵不可得」の義という。 「これ大事ですがな。塵離れたら密教成り立たん」といわれた。 塵とは煩悩だ。…

一人で生きてみて

時々、先生はご修行で妻帯しなかったのですか?と聞かれることがある。 そうではない。 ま、たしかに人を養うような心の余裕はなかった。 とにかくこの世界で生き残ることだけを考えてきた結果かもしれない。 失敗できない。 だが何の力もない私。勿論お金も…

延命祈祷の条件

延命法というのは密教六種法の一つであり、別尊法としては普賢延命、准胝仏母、白衣観自在、尊星王、閻魔天などを祈ることが多いが、長生きは一つの理想であるから万人等しく求めるところである。 そうそう長生きしたくはないなどといってもいざ死ぬとなると…

わが師の霊感修行

私の師匠であった白戸快昇先生は「私には霊感が全くない」と言っていたが、私から見ればそうでもないように思えた。 まあ、今思えばそれは行者のカンというものかもしれない。 若いうち師匠や奥さん、叔母などすぐれたお代さん(霊媒)に囲まれて育った師匠は…