金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

私の思い出話

お世話になった恩師・先達の教え

少年時代、お金のことを教えてくれたドラマ

少年時代に私にお金のことを教えてくれたのは花登筺さんの「細腕繁盛記」というドラマ。副題は「銭の花」 https://www.youtube.com/watch?v=jlipoy1IH4U 大坂から老舗料亭「南池楼」の女将の孫である主人公 加代 が伊豆の熱川に嫁にきて、様々な苦難や妨害に…

無礼者に頼まれる筋合いはない。

大昔、まだ当院で講員制度のないころ、信者さんの御親類の家で中学生だかの女の子が何か霊がついたみたいになって困っているので是非お願いしたいといってきた。 ほどなく母親から電話があって「私どもはそういうのは一切信じないんですけどね。娘がどうして…

院号の話

お盆が近づいて施餓鬼の準備などしていますと、日ごろ祈祷しかしない私にもいろいろ先亡の供養などについての質問も頂きます。 わたしの修行時代のこと。 ある未亡人の信徒さんが師匠に「主人の戒名にずっと院号がないんですけど、院号って後からでもつけて…

なぜ来訪者に線引きするのか

うちは祈願は講員という形で一応線引きしています。 これにはいろいろ理由がある。これはそのきっかけのひとつ。 むかしむかし、まだ私がごく駆け出しのころ。不倫で悩んだ女性が相談にきていた。 本人もよくないことだと思っている。 私も肩は持たない。結…

葉上大行満のこと

わが師が尊敬してやまなかった大行満・葉上照澄阿闍梨のCD八枚組が届きました。 私は年代的に直に存じ上げません。でもとても偉い方だったと聞いています。 学問もおありで確か東大でドイツ文学を専攻されたとか。 わが師は入門して回峰行したかったらしい…

味噌の味噌くさきは上味噌に非ず

わが師は祈祷をもっぱらにしていたが柔和な顔でしたので「あの顔で祈祷きくのか?」という人もいたらしい。 「ほお、祈祷は顔で効くのか?」と笑っていたが、同時に「味噌の味噌くさきは上味噌に非ず」ともいわれた。 大体行者さんというと不動明王の行者が…

盲点

若いころ。手が痛くて医者にいきました。放っておいてそのうちに治るだろうと思ったがなかなかそうならない。 で、レントゲンで見たけどどうにもなっていないという。 医者も首をひねる。 終いに人づてに大病院の副院長にまで見て頂いたがそれでもわからない…

古仏開眼のこと

時々ヤフオクなんかで買ったお仏像を開眼してくれと頼まれます。 たいがい、古仏ですのでまず発遣します。 俗にいうお性根抜きというものですね。 特に慎重に扱うような因縁のものは師匠は発遣したら紙にくるみ、お厨子に入れて人に見せないで内陣にしばらく…

にこやかにお茶を

このところ毎日法華経を呼んでいると色々思い出す。 大学を出たかでないかのころ、仏教書のコーナーにいたら「あなたはなにか仏教を信仰してますか?」「ちょっとお話しできませんか?」という同じ年くらいの男性に声かけられて近くの喫茶店に行った。 この…

読と誦

理趣分を読んだり、般若心経を読む。祈願の場ではものすごいスピードで読む。 「あれじゃ一字一句は発音してないよね。」という人いますがそのとおりです。 発音は正確にしていない。目で追って舌をわざかに動かすのみ。 でもリズムがあってスピードが落ちて…

青面金剛の思い出

私の師匠の師匠、松山の不動精神教会の大西先生は強い咒力の人でした。 霊験が即座に出せた。 留守中には本尊に備えたお洗米を病人などの依頼に与えよと言って出掛けたが、実際それを飲んでよく病が癒えたそうです。 師匠が小僧時代に「お米なのになぜこんな…

龍のいるところ 熊野

ああ、竜がいるなあというお四国と並ぶ場所は「熊野」ですね。 熊野は矢張り竜がいる。 四国のように山や海にいる野生の龍というよりは早くから拝まれた竜が定着している。 垂迹の神として伊弉諾や伊弉冉、素戔嗚というが、那智の飛竜権現や本宮が日本第一大…

四国は龍が多い

四国の方とFacebookでおともだちになりました。 改めて思うのは四国遍路中は結構、竜が多いなあと思ったこと。 どこでもお竜の気配がする。 特に徳島や高知はそう。 お大師様が悪い龍を封じた話は結構方々にあるけど、大師はそういうの矢張り感じた…

建立したとはいえない

昔、師匠の代にある信者さんがいて大井のお寺にお地蔵様を立てさせてくださいと言って建立した。 寺が立てたいと言うというのではなく。自分が立てたいと発願したのだ。 だが、たてたらそれっきりでお彼岸にもこない。しまいにはどっかへ消えてしまった。 多…

長電話は嫌いですが・・・

電話は予約のみでお願いしますと言っていますが、それでも何でも電話で済まそうとしたり、長話したい人もいますね。 電話相談はしないといっているのに・・・ でも「これは来られても無理だわ」と思うと逆に結構長く話してしまうこともある。 来るだけ無駄足…

私の人生でした最高の贅沢

拝むこととはいえ毎日仕事や行事に追われることが多いと、三井寺で加行していた30代初めのことがなつかしく思い起こされ。あれは私の人生で最高の贅沢だったなあと思います。 毎日生活や雑事の心配なく、ただただ毎日三座壇にあがって拝む。毎日お不動様のこ…

九條錫杖経の霊威

「九條錫杖経」これは簡単なんですけど、魔除けにはとても良いものですね。 やはり錫杖の音には力があると思います。 霊障とかで困っている人はこれ読むといいです。勿論、錫杖使ってでです。 ま、振り方、読み方流派に寄りますから、やはり修験者さんからな…

大檀越の祈願とは

私の師匠は理趣分が得意で毎日拝んでいましたが、別座でそれを拝むことは少なかった。 師匠は理趣分一巻読めば護摩をたくくらいの功徳があるとまで言っていた。 そのくらい理趣分を信仰していた。 私も師匠を見ていてその効験は息災、増益、敬愛、調伏、延命…

儀軌に尋ねる

以前にお嬢さんが病気で、私がぞの病状から儀軌を紐解き不空羂索観音が良いと思って拝んだら以後発作がなくなったという方。 実はこういうことは私の師匠はよくしていたんです。 勿論一尊法を一々拝むことはしませんが聖天浴油の中で念誦したり、時には浴油…

お寺は宗教じゃない?

大昔だけどこんな電話がありました。 「相談に行きたいんですけど、そちらは宗教じゃないですよね?」 「うち、寺院ですけど・・・?」 「ええ、ですから宗教じゃないですよね!」と来た。 寺は宗教じゃないの?こりゃあたまげた。 「宗教ですよ。お寺は宗教…

危険な人々

自分でも意識しないで嘘言う人いますね。 真っ赤なウソでも平気で言う。 言ったことをとんでもない。そんなこと言いません!という人。 すぐばれても平気。 利口なのでなくその逆。 動物に近いくらい単純なのだろうが…あまり堂々と遠慮なくいうので本当だと…

親切すぎる世の中で失うものはないだろうか

昔。もう四半世紀年以上前かな。 あるところに動物園などに動物を下ろす動物商がいて、時々遊びに行っていた。 珍しいマヌルネコなども着て。見に来いと店主が言うので店のストックのある二階に見に行ったが、此方の姿を見るや否や吹っ飛んできてギャアアア…

守護霊をつける方法

もう10年くらい前ですが、どこだかのアホな宗教で金出す守護霊つけてくれる。もっとだすと守護神つけてくれるっていう話すがあるらしい。 そういうのなんかで知って本気にするアホがまた電話かけてきて「おたくはそういうのしてます?」ときたもんだ。 今な…

自分のことを第一に考えちゃダメですか。

自分のことを考えずに人のことだけ考える。 むかしはそれが偉いと思っていましたが今は全然そう思わない。 え、いけませんか? じゃあ、あんたはそうしてるの? そんなことといえる人はいませんよ。 いるとしたらなんにもわかってない人です。そんなの大ウソ…

万能薬はありません。

以前講員だった人のお話。 わたしが知らないうちに誰かに誘われて首からペンダントつるす手かざし宗教に入信したらしい。 それがそこの奥さんがそのペンダントつるすと苦しい。どうにもたまらないという。 「うちで出したもんではないし・・・わたしにきかな…

虚無僧修行の話

昨日語り合った旧友の話では尺八ははじめ独学 山で一人で尺八の練習やっていたら…「音が濁っておる」といわれて本気で尺八の道に入ったそうです。 お師匠は一回も吹いては教えてくれない。 ただ毎回彼の尺八を聞いて駄目だしする。 それで今は門弟までいるく…

お地蔵さまが頼り

過去世の因縁を解く力が大きいという地蔵様。師匠は未来は十一面様、過去はお地蔵様とよくいっていた。 行者は星のことは妙見さん。霊のことはお地蔵さんになにかとお世話にならないといけないともいっていた。 兄弟弟子のK師の話では特に最晩年は地蔵信仰…

動物にも霊がある証拠

動物には霊はないという人もいる。霊の定義にもよるが死んでも意識的主体があるか否かといえば、私はあきらかにあると思う。 大部昔だがこんなことがあった。 ある日、コハチという猫が見えなくなった。 どこにいったかわからない。行方不明。 そうしたとこ…

庭に河童が

昔、内弟子がいたころ。 「先生、庭に河童みたいな人が…」というので行ってみると、チャイムも押さないで庭に不思議な女性がいる。 河童ではないようだ(笑) 多少そういう雰囲気はあるが・・・ 「何の御用でしょうか?」というと 唐突に「ここに住みたいんで…

本尊とご分霊のおはなし

昔、私の師匠が十一面観音10体ほどご分霊を作って熱心な人に授与した。 でも結果はよくなかったそうです。 師匠の言うには自分のところに観音様が来たのだからもうお寺にいかなくてもいいという間違いをした人がいるといいます。 ほかにも自分だけが尊像を持…