金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

仏道修行

当院では在家中心に可能な仏道修行を指導しています

目覚めるまで祈る

偶然か、ここ豊鶴院に連日別座祈祷の依頼が来ます。 ひょっとして白石尊天が目ざめてきたのかなと思います。 ここの尊天は休眠状態というほどのことではなく起きてはいるようだが10年間無住で専門に祈る人がなかったようです。 長く拝まれてこなかった聖天…

三回の発遣

指をぱちぱちと三回鳴らすのを密教作法では発遣といいます。 指の向きで色々意味が変わってきますし、流派によっても違いますが、普通は三回ならし勧請した本尊を曼荼羅の本位に戻すのにそれをします。邪気を払うのにも使う。 伊矢野先生がある行者が三回、…

理趣分転読でお加持します

今日は癌のご友人のお見舞いで大阪からおいでになって立ち寄られた方があります。 ご友人の御本復を心よりお祈りします。 御本人ともどもご健康そのほかを祈り、白石尊天のご宝前で大般若理趣分でお加持申あげしました。 突然では無理ですが昇殿参拝を予約さ…

あるものだけで生きる

今回焼け出されて貴重な体験だったのはあるものだけで生きるということ。 例えば香合なども最近は鎌倉に用があってプラ製の廉価なものを買ってきたが、つい先ごろまでは飴の缶を飯綱から持ってきて使っていた、 今も使っている。 まあ、仏様に使うものは優先…

弁財天供千座の功徳

慈蔵院さんは私の同門だが不定愁訴で数十年のながきにわたり絶えず苦しんでいた。 若い頃のある出来事以来、一種の霊覚をえましたが、実は本人はそれをなくして普通の人になりたくてやむ無く仏道修行をはじめた人でした。 とくどから数十年、紆余曲折を経て…

呪詛なんか効きません

呪詛されていると怖がる人がいます。 されているという証拠がなんにもなくても多分されてるんです!とか言ってくる。 日ごろからすぐに念が来るとか呪詛されているという人は精神疾患ですから行くところが違う。 はっきりって一般の人の呪詛って「あいつが憎…

飯縄山で密教修行再開

鎌倉道場焼亡のため、長野に拠点を移します。 少なくともこの一年はむこうにいますから、春四月から密教修行の監督が可能です。 条件、 原則 天台寺門宗で教会主幹者を目指す男性教師のみ できれば二人一組が望ましい。( 襲われた人はまだいないそうですがお…

修行してきて

大した修行もしてきたわけではないから、修行を語るのははなはだ烏滸がましいが、時間だけは長年やってきて、つくづく思うことは、人はいくら修行して特別ななにかしらになれるわけではないと言うことのみ。 本質は何にも変わらない。 良くも悪くも人は人だ…

砂金

人の心には恒砂つまりガンジス川の砂粒ほどの煩悩がある。 それは誰でも同じ。 でもその中に純粋な砂金も交じっている。 それも誰も同じ。 御祈願というのはその砂金を拾っていくことだ。 妬み、嫉み、羨み、貪り、怒り、驕慢それらはすべて人と己れを比べる…

護摩の力

御祈願で聖天様の本地護摩をひさしぶりにたいた。 聖天様の護摩? 十一面観音様のお護摩のことです。 やはりいろいろなものが良くないものがドンドン取れていく。 護摩に行くか山に行くかと師匠は教えていたが実際そうだと思います。 護摩の力は大きい。 護…

この人はどんな行をしたのだろう

何回山に登ったとか、何回どんな修行したとか言う自慢話から入るのは本当言えばみっともない。 「へえ、それはすごい!」とはいうだろうが・・・ それで競い合い、言い合いになるのはもっとみっともない。 勝れた見識、優れた験力。 この人は一体どんな行を…

菩提心の話

菩提心を起せば既に大覚位にあるに等しいという。 普通には悟りを求める心としか書いてないことが多い。 それでは甚だ不足だ。 元語の意味はそうだがこの菩提心はただ悟りをもとめる心と言っては声聞、縁覚と異ならず、衆生の抜苦与楽の誓願を伴うものだけを…

「御祈祷したらスライムだった件」

「転生したらスライムだった件」という奇妙な題名のアニメがあるそうだが、ほとんどみたことはない。 www.ten-sura.com でもスライムが不定形のポヨポヨしたものというなら私のご祈祷の観念はこれに近いのだ。 御祈祷すると自分の形は崩れ一種の空間と化する…

剣技が未熟では戦えない

どこの何方はきいていない。 ある方がどこだかで師匠の不動尊華水供の素晴らしいことを聞いて是非にも自分に伝法してくれと頼んで来たという。 それで、伝授したそうだが後日祈ったが効験がなかったとおおいに不平を漏らしたそうだ。 「自分の行がないのに方…

文殊の利剣

修験道の宝剣作法にいう。 「これ文殊の利剣にして、自己を斬らず、他人を斬らず、本来無一物なり。」 これは修験道のみならず、密教修行にもおおいにいえる。 だがこの利剣、一つ間違えば自己を斬り、他人を斬り、元も子もない無一物・・・・になる。 そう…

「唯仏与仏乃能究尽諸法実相」と密教祈祷

実は加持祈祷が効くのは特殊能力の賜物ではない。誰にでも内在の仏性がある。 その仏性は本来その人を生かす働きをしているのだ。 その触れ合いにより仏性が発動すれば霊験は生まれるのだと思う。 密教にはそのメソッドがある。 恵果阿闍梨は悟りに至るのが…

阿字本不生 排除と包摂の違い

阿字本不生とはなにか。 本来生ぜず、本来生じなければ老病死もない。 そういう表面の動きを絶した真如の世界。 空と真如実相は違うのだ。 空はいわゆる無ではない。 事物に核がないことを言う。 事物に核がないから空と表現して妄執を絶つ。 ラッキョウの皮…

大黒天浴油

この法はあまり知られていない法です。 民間の油掛け大黒から来ているんだと思う。 油掛け大黒天は今でも各地の寺社に存在し根強い信仰を集めている。 daikannon.com 聖天供の様に本軌はないけど、義浄の南海寄帰法伝にあるようにインドでも油をかけて供養し…

田阪龍旦師 修義無事成満!

田阪龍旦師 本日、後夜に宇賀神修義無事成満しました。 これもひとえに応援くださった皆さまのおかげでございます。 師僧からもである私からも深く御礼申し上げます。 追って本人もブログにご報告をあげると思います。 まずは御報告と御礼申し上げます。 私…

准胝尊と光明真言

在家行の方に准胝尊の独部法と光明真言一洛叉どちらかやりたいけどどちらが功徳があるか聞かれたことがある。 いずれも大日の教法なれば優劣はない。 ただその人の縁により好むところ縁付くところをすればよい。 「どっちが好きか、ご自分で決めて好きな方を…

終わるころに色々わかるのが加行

現代では台密は東密の様にほとんど100日以上はしないから終わるころになって色々わかるのが加行 はじめから予習していてもそうなる。やらないとわからないことが多いからでしょう。 後一座のこした成身会 終了は田阪師の修義と同日の明日です。 これで九月分…

めりはり

よその信仰道場に行きながらうちにも来る人。 むかしは受け入れていたけど今はよほど知ったところからの依頼以外お断りだ。 実際、信仰は余所でしているがうちではお弟子の人もいる。 その人は伝授はしても御祈願はしない。 祈願はそちらの先生でしてほしい…

准胝三七延命法

准胝独部法は終っているが 准胝三七延命法がまだのかた、10月13日㈪旗日午後1時よりお伝授です 希望者はご連絡ください。志納料三万円 資格、当院で准胝独部法を受けた人 (准胝院での伝授者は別して里見住職と企画中) 服装 在家法ですので普段着 輪袈裟 念…

私も金剛界始めました

八月は忙しく三井流の加行の続きができないまま終わりました。 本日から今度は金剛界にチャレンジ。 まずは成身会から。 台密で使う金剛界八十一尊曼荼羅 妙法院さまの複製を軸装しました。 今回はこの赤いお不動様で修行します。 三井流ではすべての加行で…

昼夜三時の行

昼夜三時と言ったら昼夜三時・早くドンドン詰めて行をするのはダメだ。 そういう行の仕方は必ず失敗する。 これを21巻読めと言ったら、33巻読んできましたと言う人。 これは不合格 もうその時点で行から外す。 本人はなんで外されたのか皆目わからない。 そ…

悟りについて話す人

悟りとは何か!と滔滔と話す人はわかっているのかな? 怪しいもんだ。 そんな奴には近づかないほうがいい。 悪いけどアンタから悟りの話なんぞ聞きたくもないというべきだ。 私なら「わかりませんね、悟っていないから」と言う人にこそついていく。 ある方が…

私の修行の心

今回、日光修験秋峰で挫折し下山して初めて学んだという人。 そういう挫折は実は大事だ。実は「楽々余裕でいけました!」より本質的に修行だ。 「あんた、天狗の鼻がへし折れて実に良い修行だわ」といっておいた。 修行と言うと勘違いしている人がいる。 ど…

事相の魔

いくら仏教知識豊富でも基本的にすぐに貪る、すぐに怒る、自らの知識を妄信するなどの甚だしい人間は仏道が身についていないと思う。 万巻の書物を読んでも徳は積めないのだ。 まあ、たとえ大学者であっても趣味の読書のレベルでしかない。 諸悪莫作 諸善奉…

得度のハードルの話

得度のハードルの話で知り合いのお寺さんとお話をしていました。 極端に低くても高くてもいけないし・・・ということですが。 ハードルとして何らかの行を課す。 うちの場合は三千仏礼拝、准胝独部法、法華経真訓で全巻読誦、自我偈写経二十一巻 低くてもち…

行と霊感

私も21歳で行に入る前は今にはない一種の霊覚がありました。 見えるとか、聞こえるのでなく、「あ、これはきっとそうだ」とわかるようなものでした。 高校時代、霊能修行を独学でした結果。見通しや予知能力みたいなものがあった。 でもそれがなかなか便利で…