金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

2016-01-01から1年間の記事一覧

拙寺の神様 第二弾

拙寺の神様第二弾。今回は習合系の神様中心にご紹介します。 まずは将軍地蔵菩薩。愛宕山大権現ともいうけど、ここでは飯縄様の御本地です。太白金星と習合しています。 飯縄明神様。当院の第二本尊です。飯縄権現ともいう。秋葉権現に似てるけど炎髪に白蛇(…

お正月の準備

お正月の準備は30日です。「31日は一夜飾りでいけません!」と昔から言われてきましたので今日が何時も飾り付けの日。 伊矢野先生がお手製の御団を送ってくれました。実は調達が遅れてしまい、どうしようかとおもっていたところ。あり難し! これは信徒…

歳末の銀座

今日は友人の誘いで久しぶりに着るものを買いに東京へ。 着たきり雀の私は、衣類は年に一回買うか買わないかなので・・・。 みっともなくなければいいとしか思わないのですが、ただ、あんまりかまわなすぎなのもいけないのでいくことに・・・。 待ち合わせは…

ソランちゃんお迎え

ソランちゃんは新入りの猫ちゃん。これは生まれてしばらくの映像。 いよいよお迎えに行きます。昨日は日本晴れ。富士山もきれいです。 とってもやんちゃです。小柄だけど元気いっぱい。 他の猫連とも顔合わせしたけどかわいがってもらえそうです。 ソランは…

護摩の日程変更します

29年度より護摩の日程を急きょ毎月28日に変更します。 1月は28日の土曜日になります。時間はかわりません。 午前11時からです。 護摩参加志納料は1000円です。(講員は無用) 来訪予約制です。 参加希望者は護摩に間に合うようおいでください。 どなたでも…

これまでの10年

今月の8日、約10年振りに師匠の寺である金翅鳥院に帰山しました。 思い返すとこの10年様々な事がありました。寺を出ると決心したころ「見聞を広めたい」 などと言っては見たものの本心を言えば後ろ向きな心があったことは否定できなかった。 当時を振り返る…

お祝いするということ

世の中でおよそ卑しい行為は人の成功や幸運をねたむことです。 「畜生、あの野郎うまくやりやがって」なんて四六時中思っている人間には好い運は巡ってこない。 人がよいことがあったら祝福する。 「祝う」ということ。 これこそが昔からある福徳をもらう方…

心だけは自分のもの

人生にはつらいこと、悲しい事が付き物ですね。 でも心だけは自分のものです。 逆にそれ以外自由になるものなんて何一つありません。 でも不愉快な目に合うことは避けられないけど、不愉快にならないことはできると思います。少なくともレヴェルは選べる。 …

大掃除 動物たちの風景

今日は大掃除です。何、何?何が始まるの?不安気なワンコ連。とりあえずモコちゃんなんかは隠れてます。どこにいるかわかりますか? 一時的に掃除のために積み上げられた小鳥たちの籠。小鳥屋さんみたいですよね。 これはレオンちゃん、お掃除モップではあ…

お帰りになる聖天様

昨日は亡き師匠の命日です。色々用事がたてこんでしまい、午後4時近くに伺うと同門の法弟も来ており、ひさしぶりの歓談となりました。 そのなかで聖天華水供の話が出ました。 天台では古来十一面供千座、華水供千座というけど、「自行の人なら100座でいいよ…

丸亀紀行。別格本山金蔵寺へ

暮れの一日、別格本山金蔵寺様の要請で天台大師会の席で法話をすることになり、四国へと向かいました。 今は瀬戸大橋があるのでフェリーでなく電車で行けるのですね。便利になったものです。 岡山から高知まで2時間40分。昔は考えられない。 丸亀でおりたら…

天神さん

私の師匠は中学生のころ将来の進路を決めるのに行者さんだった叔母の霊媒で決めました。 この叔母さんは田辺辰嶽という大変な行者の弟子です。 田辺先生には師匠も色々習ったらしい。 私のやる妙見法はこの人の流れです。 有名な気合術の濱口熊嶽は田辺先生…

大根の霊験

この前、写真でも紹介した大根を奉納した方から今朝お電話を頂きました。 この方はお酒で失敗した経験から何とか「はしご酒」を辞めたいということで以前相談に見えました。 仕事の上で世話になった方とも過ぎたお酒がもとで疎遠になったそうです。.もうその…

嫌でもしないといけないのは仕事です

最近、修行してみたい気はあるんですけど修行って大変でしょう?って聞かれました。 あまり。大変じゃない修行というのは知りませんが・・・。 本人がどういう風にしたいか次第です。 でも、修行というならば義務観念でするのは意味ないですね。 なにか軍隊…

他天体ツアー^

冬になると夜空がさえて星が綺麗ですね。 冬で私が唯一好きなことといえば・・・星を眺めることくらい。 ・・・昔どこだかの新宗教で「惑星ツアー」というのをやっていたそうです。 もう私が30代のころだから、かなり昔だけどマア、スピリチュアリズムの一種…

聖天様の煩悩

昨日おみえになった方に聖天様はじめ天部は煩悩を残した方なんですよねと聞かれました。 この方のおっやる通り、もちろんそうなのですが、でも煩悩を残しているのであって煩悩を絶てないのではありません。 天部として欲願に対するためにわざわざ煩悩を表に…

待つということの大事さ

私が若いうちはわからなかったことに何でも即断即決しないということがあります。 私は子供のころはグズグズしたのろまで優柔不断な子供だったので、それをずいぶん注意して言われました。 「何事も迅速にそして正確に!」こそが正く輝かしい金科玉条だった…

お歳暮ではないです。

あ、お歳暮で毛皮みたいのが来た!?のではなくレオンちゃんです。 猫の箱詰めかいニャ?

師匠がしてくれた煩悩即菩提の話

密教では煩悩即菩提というけど…煩悩が菩提ならなぜ修行するの? 私も若いうちそんな疑問を師匠にぶつけてみたことがあります。 「煩悩即菩提は菩提の側に立ってみてはじめて言えること。煩悩の側からはそれはいえない。」といわれました。 「とすると煩悩即…

禁忌の食べ物

今日はある関西の聖天様のお寺のご住職とまた別な関東の聖天様のお寺の執事長様とがおいでになりました。 そこでお話が出ましたのが「霊符」です。 お二人とも霊符をよくするとのこと。 聖天様と霊符の組み合わせは効果的というようなお話でした。 日本で霊…

師匠がしてくれたある修行者のお話

私は生来ものぐさで人さまにどうこう言えたようなものでは到底ないのですが、今日はそんなものぐさな私にしてくれた師匠の話を披露します。 私が入門した初めの方でこの話を聞かされました。 今はもう大行者としてそのお名前が轟いている方のお話です。 ちょ…

以心伝心の修行

うちは小さなお寺ですので境内地の掃除といっても大したものはありません。 大体私はどちらかというと適度に雑草とかあった方が好きなんですね。 よく東京の丸の内なんかにある植え込みに雑草一つは得ていないでまん丸く刈った柘植の木が等間隔で並んでいる…

水歓喜天供

「水歓喜天供」というのがあります。主に聖天を怒らしてしまった場合に使うらしいけど、今そのお像を作ってもらっています。 お像は常の聖天様ではなく単身六臂像です。 これに二種類くらいある。 これと十一面観音像が必要。 お水に入れるのでともに金属で…

義理は返せても恩は返せない

よく恩返しということを聞きますが、本当は返しても返しきれないのが「恩」というものです。 仏教では四恩といいますね。 父母の恩、一切衆生の恩、国王の恩、三宝の恩です。 父母というのは育ててくれた人ですから当然恩があります。 父母でなくても育てて…

ありがたいのはどこのお不動様?

今回は所用で本山に日帰りです。帰りにちょっと仏教美術関係のある人にお会いしました。 この方は新宗教の信者さんだそうですが、聞けば最近疎まれていてくさくさしているらしい。 どういうことかといえば、いろいろその宗教の支部だかなんだかで「質問コー…

お不動さまの本に紀伊国屋さんの書評

紀伊国屋さんでこんな書評をいただきました。ありがたいです。

武神のこころ

いつも言うように私は霊能者ではないのですが、ごくまれに一方的に何か伝えられることはあります。 そういう時は相手も霊的な側面の理解者であることが多い。 こんな人にこれ言ってもわからないかもと思えばそこはなにも来ません。そういうことだと思う。 昨…

新年の予定

1月2日 聖天報恩祭 午後一時から 聖天様のお札は講員のみ 初詣です。参拝自由です。 ご祈祷の案内 新年の家相祈祷札授与 ワンセット御札四枚 1万円 内容 荒神 水天 各一枚お台所に貼ります。 烏枢瑟摩 お風呂場入り口とトイレ各一枚 別祈祷 ウスシマ追加分3…

ニャン生を考える。

小春日和の本堂で人生ならぬニャン生を考えるフク? この春、長老のホセンが死んでフクは最古参の猫になりました。 亀戸のペットショップで売れ残って1万円で売られていたフク。 残り物には福があるでフクという名になりました。 でその通りで、うちでは一番…

金剛般若経に寄せて

金剛般若経にはよく使われる言葉として「諸の衆生は複た我相も人相も衆生相も寿者相もなく、法相もなく亦非法相もなし。」というのがあります。宇賀神浴酒の最後の座で金剛経をあげました。 濱地天松居士はよく宇賀神様にもこれを挙げていたそうですから。 …