聖天信仰
心に毒がない人は人の成功や良いことを喜べる。 それができるのは三毒がすくない証拠だ。 長年見てきたが心にこうした毒がたっぷりある内は天尊は感応しない。 「妬む」とか「うらやむ」とかい黒い心を聖天様は一番嫌われる。 うらやむは恨病むだ。 そういう…
聖天信仰は「聖天さまは怖い」「聖天様は難しい」とよく聞く。 私も若い内から沢山きかされてきた。 実は聖天信仰の難しさは「聖天さまは怖い」「聖天様は難しい」という人には訪れない。 人もうらやむ御利益をドンドンもらえるような人の油断から一挙に来る…
浴油は祈願がどうあっても同時に、ひと杓ひと杓、そのお施主様の「菩提の芽」が出る水差しをするように思ってさせていただいております。 それが同時に自分自身の菩提の芽に水をあげることになっていると思いながら。 学業なら学業の芽、商売なら商売の芽を…
巳年には関 侊雲先生の伎芸天様ができてきますので、あわせまして香合守りの頒布を企画しています。 「伎芸天」は芸術芸術のみならずその人の才能を開発し、有能ならしむ数少ない天尊です。 また、聖天様の験力強力に補佐し、遅延している祈願の成就を速やか…
歓喜天は何故、歓喜天というのか? 世俗には男女交わりの喜びを言うなどというが、それは仏説ではない。 むかし、この尊はなによりも人の喜びをもって歓びとする故、深秘には歓喜天というのだと聞いた。 天尊は仏菩薩をは違って多く強い煩悩を宿す存在。 毘…
浴油になるといろいろな信徒様の問題とリンクするのか。終わるまでは田阪も体調がすぐれない。小さな魚や小鳥のような生き物も死んだりする。 霊的攻撃は勿論のこと、有象無象色々目に見えないものも来ているのだろう。 故に信者たるものはこの浴油の間は自…
佐古先生が毎日聖天さんの浴油を練行していた時だという。 やおら尊天の像がぴょんと多羅の中で飛び上がったという。さすがに目の錯覚かと思ったそうだが・・・ でも古書には「嬉しいと尊天が舞妓する」とあるらしい。 昔、比叡山のある高徳の阿闍梨のもとに…
佐古先生との話でお供物の話題になった。 なにがいいとかわるいとかより「自分がおいしいと思うもんでないとあかん」と言われた。 それはそうだろう。 ただ聖天尊はミカン類はダメらしい。面白いもんだ。 逆にダキニ天は喜ぶが。 むかし「料理したものはどう…
紆余曲折あるおのれの人生、よくも悪くもあるおのれの人生を丸ッと愛しましょう。 それこそが究極の聖天信仰だと思うのです。 聖天さまは倶生神です。 ともに生きていく神と書いて倶生神。 聖天信仰する人は生まれる前から縁がある。 聖天さまとともに生まれ…
人間の裁量でこれはこの神様、あれはあの仏様と祈願によって区別していたが実に愚かしいことだった。そう思うことがある。 何事につけても遠慮なくまず初めに聖天様に頼むがいいだろう。 インドでもそのようだ。 ヒンドゥーの祭儀でもガネーシャ神に祈るのが…
あるご寺院様で聖天供を頼む人はおまいりに来ない人は一切祈願しないというのを聞いた。当初は決まった日に来ない人はダメという厳しさだったそうだが・・・ 今は一回もその月に参拝に来ない人はもう祈願しないそうだ。 まあ、なかには距離のある人もあるだ…
「聖天信仰は複数のお寺でしてはいけないか?」という質問。 いけないというよりそれは必要ないことでしょう。 もし縁によって複数の聖天様を信仰するなら、こちらはこれ。あちらはあれとご祈願の内容を別にするのが良い。 譬えば商売は○○の聖天様、病気は○○…
あるお寺の先代のお話、 聖天信仰は5年がヤマだという。そこでやめてしまうひとも少なくないらしい。 それはなぜなのかを話したいと思う。 聖天信仰。最近なんかご利益がうすくなってきた感じがするという時。 それは貴方の側が進化していないからだ。 祈願…
密教歓喜の思想 愛に苦悩する人の救いの道 なつかしい御本が出ていたので求めました、私の聖天信仰への道を開いてくれた本のひとつです。 もう亡くなられていますが著者の今井幹雄先生は真言宗の六大新報の主筆で大森先生とも親しく、私も大森師に伴われてご…
祈願への道筋をあれこれ注文しても無駄です。 事細かにああしてこうしてこうなりたいんですみたいなことはまず叶わない。 そういうタイプの人の信仰は薄いと思って間違いない。 祈るなら結論だけ。当面の目標は勿論構わないが。 基本的にその道筋は本尊に任…
降三世明王と歓喜天。 なんとなく、よくない組み合わせのように思われている。 降三世明王は歓喜天の父母神である大自在天と烏摩后を踏んでいるからというのが主な理由だと思う。 しかし、実際に拝んでみると実はむしろ必要な尊だとすら思う。 大自在天は強…
昨日は青年会のお参りで幸い弘明寺様の聖天堂も特別にご案内頂き、お参りさせていただいた。 www.gumyoji.jp 聖天様のお堂はどこも独特の雰囲気がある。 あまり大きな天堂というのはないが、それぞれに異空間を感じる。 そこはやはり秘められた聖天尊の曼荼…
聖天講式第一に本地を明かすとして「香集世界に大虚空蔵と示し」とあります。 つまり十一面観音や大日如来のほかに「虚空蔵菩薩」という考えがあるのです。 「香集世界」は虚空蔵菩薩の浄土です。 香集世界とは何でしょう。我々カルマのことを仏教では「薫習…
下のシータ・ラーマさんのブログ記事はとても興味深いです blog.sitarama.jp ガネーシャ神は言うまでもなく聖天尊のルーツです。 この記事ではガネーシャが障礙神であり、除障神でもある理由が語られています。 インドラ神の前でガネーシャが立てた誓いは悪…
円熟した信仰を持った人は全体で考えるようになる。 目先に起きてくるとことで一喜一憂せず、したがってその信仰も揺るぐことはない。最後にはまとまる。成るようになると考える。 考えというよりそうなると知っているのだ。 そこまでいかないと宗教的な安心…
羽田先生何時も大変お世話になり、ありがとうございます。本日は昨年末にご縁を頂きました聖天様の財運守りの御礼とご報告をさせて頂きたく、メールをさせてください。 実は、令和4年末に母が急逝し、気持ちも沈み、なかなか手を着ける事も出来なかったタン…
修法上の物理的な障りが起きてくるのを壇上魔事という。 憎悪渦巻く裁判だの強烈な霊障問題のに関わった祈願をするとしばしば起こることがある。 最近はそういう問題多いね。 行者していると極力避けていてもお施主のそういう因縁に関わってしまうのは仕方な…
祈願はきかれる。 おとといの浴油の結願にジャスト、人員募集していたある会社様に募集があった。 さすが聖天様だな・・・と思う。 念願は叶った形だが、…ただ調べるとこの人は凶方位から来ている。 なにかしらあるはずとみた。 はじめに出てきた募集人員は…
明日で浴油はおしまい。 毎回思うがシンドイ。よくこんなことを毎月毎月やってきたなあと自分でも思う。 どこまでできるかだな。 だが、二千日の回峰を果たした酒井雄哉大行満は86歳まで、師の箱﨑文應大行満・大僧正は98歳まで生きて毎日滝行に入られた。毎…
S様から奉納いただいたゴマ油。 これは大変いいですね。ほぼ透明です。 これに白檀や丁子を混ぜると金色に変じる。 油くささもない。これからこれにしようと思います。 何よりも天尊がお喜びになるから。リラックスされる。 それは拝んでいてこちらが肌で感…
聖天信仰はあとが良くないため、一代限りでおしまいとか七代先までの福を一代に取るとか言うがそれは違うと思います。 要は聖天様はいろいろカルマを肩代わりしてくれているのだからそれを消化しないといけない。 だから聖天信仰で財を築いた人は晩年は善行…
「お金」は大事なものですよね。 でも、福神信仰、聖はじめ、大黒天、毘沙門天、弁才天と言った信仰で陥りやすいのは 調子がいい時はそれはないのだが、調子崩すとあくまで「お金」そのものを求めるようになること。 お金、お金、お金では執着になる。こころ…
oomorigijyou.hatenablog.com 何のおしるしもないように見える日々の信心の中に、大切なおかげが貯えられていることを忘れてはならない。 すでにもらっているお陰を見つけることこそ信仰の極みだ。 額田の滝・天龍院の谷坂女史がいった「八大さんは土台 聖天…
聖天さまの御本地に4説あり。 一つには十一面様、女天の本地とされる。 だが十一面様というのはこれもなかなか難しい観音さまという。 男天の本地は大日如来。これは大体究極はみなそうなる。 とりわけ、聖天さまは「大日如来、最後の方便身」という。 要す…
銀製だと思って買った小さな小さな聖天さまはちょっとしたことから壊れてしまい、バラバラに! なおしてもらったら実はアンチモンで、銀がぬってあっただけだそうです。 でも縁あって授かった聖天様です。お店の人も銀だと思うとのことでしたが・・・つくっ…