金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

お告げと生き方2 「そんなもん知らん」

以前「こちらの聖天様に呼ばれたのでうかがいました。」という人がいた。

密教修行が希望だという方だったが多少霊感があるらしい。

まるきり嘘ではないとは思うが「でも、私自身は聖天さまからあなたのことを何も聞いていないですからね。そういわれてもそれは受けられないです。」と言って返した。

聞けば本人はそうやりたいというわけでもなく、ただいうとおりにしないといけないのかどうなのか不安だと言うので・・・まあ、態度はまじめですね。

そこで「たとえ何様がどう言おうがあなたがやりたくないことはしないのが正しいのです。もし、今度うちの聖天様?が出てきたら羽田がそんなもん知らん。おまえは誰だ?と言っていたと言いなさい。私は本気でやる気の人以外にどんな理由があっても修行などは断じてさせません。」と言って返した。

修行の目的は修行しかないのだ。

 

他にもこちらのイイズナ様が聖天様がこういうとか、ああいうとか。という人がいるがそれならまず、そんな他人でなく神々はそれを私に言うのが本筋だろう。

 

そんなものを住職が本気にして真に受けるから寺が無茶無茶になる。いやというほど知っている。

神仏のお告げやらをだされると無暗に信じる。ただのバカだ。

前に祭礼の日に「飯縄様が私に羽田に言ってこれを挙げさせろと言われたので買ってまいりました」と言って炊き込みご飯を買って来てくれた講員さまもいたが、何と鳥飯だった。

飯縄様はいくら猛禽のお顔をしていても仏尊ですからね。食べないと思うよ。

大体そんなもんだ。(笑) 

基本的に人の言う、その手のお告げは99・99999・・・パーセント信じない。

取り上げない。

そして本尊が直に私に言わないものは一切知りません。

人におりたお告げなど知ったことではない。

そういうのはたとえ霊言でもおそらくその人の守護霊が自分の希望を言うだけだろう。

 

私は基本的に昔から知っている信ずるに足る霊能者にしかものは聞くことはしない。

それも参考程度だ。