月々拝む場合はお取替えしますが、別にずっと拝んでいたければそれでもいいのだと思う。
特にお姿などは毎月かえるというのは逆にいささかおかしいだろう。
というのは昔こんな話があったからだ。
師匠から聞いた話ではあるところから地蔵様が出土した。
霊能者が言うには「いやはや、これはとても霊威が強い地蔵様だ!きちんと祀らないと…」ということで土地の主がその霊能者に頼んだところ、自分は見るだけの人間でそんな開眼などはできない。
それでその方は仕方なしに心当たりの僧侶を尋ねたが霊能者のところへその名前をもっていくとウンと言わない。
その方では満足に拝めないという。
困ったな・・・
と思っていたら、当のその霊能者がある宿屋に泊まった。
天井を見ると何か明るく光って見える。
それがなんだったか?というと、私の師匠が拝んだお札だった。
「このお札だ!これ拝んだ人なら」と思って旅館の主人に聞いて尋ねてきたという。
それは六三除けという祈願の札、一種の星占いで病気を祈るものですがこれは天井に貼ります。
だがそれはもう10年もたっていたという。
だからお札というのは拝み続ければ何年でもそれなりのお力は保っているものだと思います。