松江先生からの話。
薬剤師の研修生がすむマンション。
ある研修生からどういうわけか奇怪な音がし、そこに住んでから金縛りで苦しむという話を聞いた。
それで松江先生、大昔に当院で拝んで出してあったカード守りをとりあえず魔除けと思いその方にあげたそうです。
多分十一面様のお守りでしょう。
そうしたらそれからはもう金縛りにならないで安眠できるようになったという話を先ほど聞きました。
もうだいぶ前のお守りです。
私の師匠にもこんな話がある。
ある工事で地面を掘ったら出てきたお薬師様。
古いものですがこれは勿体ないことだ。
これを祀り拝んでいただくのに誰に頼もうか?知る限りの高僧を並べて、かねて存じ折の霊能者に聞いたが全部いまいちと言う。
だれかいないかな・・・
そうこうするうちに、その霊能者がある知人宅に泊まった。そうしたら天井のほうからすごい霊的な力を感じたそうです。実はそこの天井には10年前に祈った師匠のお札がはってあった。
たぶんそれは六三除けのお札でしょう。うちの法流でお札を天井に貼るのは。
それでこのお札どこで拝んでもらたったのだ?
大井町の聖天様ということになって…師匠を訪ねてきた。
さすがに薬師瑠璃光如来というだけあって、師匠が拝んだ後、くだんの霊能者が行くと一面、緑色の光の靄のようなものが立ち込めていたそうです。
祈ったものは発遣しないと容易に抜けないものです。
だから古いお札も粗末にしないできちんとお焚きあげに出すのがよい。