地雷を探知する訓練を受け、カンボジアで地雷撤去に貢献してきたネズミが、動物愛護団体から金メダルを贈られました。 鼻をヒクヒクさせ、首から大きなメダルをさげているのは、アフリカオニネズミの「マガワ」くん。体長70センチとネコほどの大きさで、地雷の化学物質のにおいをかぎ分ける訓練を受けています。 テニスコート1面ほどの面積を確認するのに、人間が金属探知機を使用して数日かかるところを20分で終えることができるということです。 これまでに、カンボジアで地雷と不発弾、合わせて67個を除去するのに貢献していて、「人命救助のための勇気と献身」をたたえられ、イギリスの動物愛護団体から金メダルを贈られました。 20年におよぶ内戦が続いたカンボジアでは多くの地雷が埋められていて、撤去作業には危険がともないますが、ネズミは体が小さいため、地雷を爆発させずに探知することができるということです。(26日16:31)