金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

呪詛グッズ売れてるんですね・・・

news.yahoo.co.jp

藁人形や呪いの呪符などいろいろ売っているようですね。

まあ、困ったものだ。色々な意味で。

そういうアイテムを買って、呪詛しても一般の方はせいぜい念を増幅させるだけでしょう。

念の強い人は効きますが、それだけだと先に自分にも毒が回りますね。

 

本当に効かせるは呪術にはよい祈りだろうと呪詛だろうと必ず目には見えない霊的存在が介在します。

人間なんかよほどでない限りいくら念が強くてもたかが知れているからね。

呪いの請負業というのも最近ネットであるようですが、現代の法律では「呪っているぞ!」とか「呪ってもらったぞ!」などと相手にことさらに通知すると脅迫罪になる可能性があります。

 

今はそんな人がいるか知らないけど、むかしの四国では本当の調伏をする術者は普通の何十倍もの祈願料を取るものと私は師匠から聞いています。

勿論相手に知らせずにやるのが本当の術です。暗示とか恐怖をあおる心理作戦なんかじゃない。

四国の呪詛者たちの話はよそからもいろいろ聞いた。

ひと昔前は呪詛の掛け合いの結果で一箇村全滅とかもあったそうです。

 

呪師は実は業でそうなるので業のない方が、普通に呪詛しても大したことはできない。

呪詛が効く人はどういう人か。

必ず、すでに大きなペナルティがある人です。

ようするに負をそこに落とし込む。不幸に慣れ親しんでいる人。。

だから本人も絶対よくはならない。

歴史上の大悪人も同じ構造です。

 

呪師は悪業の半分は背負うと依頼主に必ず約束してもらうのです。

そうでないといくらなんでもたまらない。

それでもやるか否かということでしょう。

私が去年、さる伝承者から聞いた話で、他人への呪詛術をもっぱらにしていたある人がすい臓がんになったっそうです。

膵臓は沈黙の臓器で癌も発見しにくい。

「これはいままでしてきたことの結果だとわかる。見えないところで人を倒す術。だからみえない臓器・膵臓に来た。俺はこれを受けるべき病だと思う。だから病院にはいかない。治療もしない。」と言ってそのまま最期を迎えたそうです。

まさに冥府魔道の道です。

世間では呪詛だなどと軽く言うが実に一命のかかったことであり、笑いごとや片手間でできるようなことじゃないと語っていました。

私も同感ですね。

呪詛・呪詛と軽く口にするものなど少しも怖くない

「ああ、そうですか。じゃあお元気で」

信徒を辞めて縁が切れているのに連絡してくる人もたまにいます。

不思議ですね。たまたま、いなかったので電話も出なかったけど・・・

もともとがその人と私をつなぐものは本尊さまだけでした。

それがないならもう全く無縁の人です。

友人でも親類でも趣味の仲間でもなんでもない人です。

個人的な関係はなに一つない。

私はそういうメリハリとか線引きは大事にする人間です。

たとえ電話に出てももう話など何もない。

 

万一、宗教的なお話で何か聞かされてもコメントはできない。

信者でもない人に何の立場でコメントしたらいいというのだろう。

「縁が切れた」ということはそういう指導もコメントも一切しないし、受けないことを言うのだ。

それをするなら形で切って、その実縁が切れていないようなものだ。

 

だからたとえ電話に出ても「・・・ああ、そうですか。じゃあお元気で」しかない。

仏教捨てようが、新宗教に行こうが、無信仰になろうが・・・

何しようとその方のご自由です。

私はなんとも思いません。

何も申し上げることはできないです。縁が切れているとはそういうことですよね。

 

だって相手に対する私の立場がどこにあるのか私にはわからないですもの。

 

たとえ、私が「それは違う!」「やめたほうがいいのに・・・」とか思っても、それは言うべきことじゃないよね。

そのほうがよほど「それは違う!」だと思う。

社会常識や法律に抵触するなものでもない限り・・・・。

逆にそれなら私でなくても誰でも言うでしょう。(笑)

 

だから「ああ、そうですか。じゃあお元気で」というほかはない。

冷たいなあ!と思う人もいるかもしれませんね。

でもそれで正しいのだと思う。

他の方法は知らない。

宇宙観が違う

時々、いるけど、イエス様も観音様もはたまたイシス神もゴッチャゴチャになっている人。

「きのうお祈りしてたらミカエル様とアマテラスさまがお見えになったんです」とかいう。

どういうお祈りしてるんでしょう?

仏教とキリスト教と古神道信仰していますとかいう人もいました。

信仰してる?研究ならわかりますが信仰は無理でしょう。

感覚的に好きだと一緒にしてしまうのかも。

まあ、好きなのはその人の勝手なのですが多くの場合は宗教の教というもの自体にはほとんど無知だからそんな風に思うんだね。

 

宇宙観の違う宗教はいっしょになるわけない。

宇宙創造の神の化身がお不動様とかいう理解の方もいた。

密教は本不生なんですけどね・・・

そういう宗教の前提を無視して電話くださる方とかいますけど・・・ハッキリ言って話にならないです。

中には 「宗教云々じゃないんです、神意識が」どうのとか説明してくださるが・・・・?

さっぱりわかりません。

あいにく、うちは宗教なのでおよそにどうぞ。

人の感じ方や考えは自由だから私がとやかくいうことはしないけど、こちらにそれに関ってなにかしてくれとか、理解してくださいというのは無理です。

貴方がやってるのって何教でもない。「あんた教」です。

悪いけど私はあんた教の信者じゃないですよ。