何かの失敗、失策で名誉挽回やリベンジしようとするとき、一挙に決着をつけようとすればそれは必ず破れます。
いわゆる決戦は挑めば必ず破れます。
勝っている側に決戦の必要はない。順当に勝ち進めばいいだけ。
負けているからこそ決戦を持ち出す。
だが負けていることへの分析がない。
主導力は「こんなはずはない」とか「おのれ!今回は目にもの見せてくれる」という感情だけ。
ミッドウェー作戦でも関ヶ原合戦でもい一挙に片を付けたいと企てた側は大概、壊滅的に打撃をこうむるのが落ちです。
決戦を企てるほうはなるべき大動員しますが、一つ間違えば総崩れ、敵にしてみれば相手をまとめて葬るチャンスです。
失敗や苦渋から学ぶのは、耐える心と挽回は時間をかけること。
人は転んだら一挙に挽回などはできるものではないと知るべし。
儲けを失ったら一挙回復を狙って無理な借金までして下手たな企画を企てたり、
自分が地位から退けられたら見返そうと手に合わぬ無理なことをする。
危ないことです。
負けた時や失意の時すべきことは学びに尽きます。
臥薪嘗胆。